MAGAZINE

マガジン

採用ブランディング

種類別!採用ツールの特徴と効果的な活用方法

はじめに

みなさま、こんにちは。ディレクターの松村です。

 

近年、採用活動における求職者との接点として、採用ツールを充実させる企業が増えています。重要なのは、ツールの特徴を押さえ、エントリーや志望度を上げるなどの目的に合わせて制作をすることです。

 

今回は「採用ツール」をテーマに、種類別のツールの特徴や効果的な活用方法をご紹介します。

 

採用ツールとは?その必要性と多様化を解説

採用ツールとは、企業が求職者向けに情報発信を行うツールです。コーポレートサイトや会社案内パンフレットは企業のクライアントや投資家などのステークホルダー向けに制作されているため、求職者が知りたい情報とズレが生じることがあります。採用ツールは「働く」ことに特化して、仕事の仕組みややりがいなど求職者が知りたい情報をもとに設計・制作することで、採用活動の活性化を促します。

 

採用ツールが注目される背景には、人手不足による採用難から、求人を出すだけでは自社にマッチする人材と出会うことが難しくなっていることが挙げられます。求める人材に対して、会社理解だけでなく自社を魅力的に感じてもらう情報発信が企業に求められているのです。

 

採用ツールはパンフレットやサイトだけでも、用途に合わせて内容を変えることもあり、ツールの種類は多様化しています。やみくもに制作を行うのではなく、求める人材との接点を計算することが重要です。

 

代表的な採用ツールの特徴を理解し、比較検討を始めよう

まず、従来からよく使用される採用ツールの特徴をご紹介します。各ツールの特徴をあらためて理解することで、ツールの特徴を比較検討し、現在の採用活動における改善点を発見することにもつながります。

 

■採用サイト
多くの企業が力を入れて取り組んでいる採用ツールの代表格が採用サイトです。採用サイトは常時オープン・誰でも閲覧できる採用ツールとして、就職活動の初期段階から本格的な選考に進んでいる人まで、さまざまなステータスにいる求職者が閲覧します。そのため、情報の網羅性が求められる傾向にあります。ページ数を多くすれば良いというわけではなく、求職者が知りたい情報へとたどり着きやすい導線を意識することが重要です。

 

採用ブランディングの要として、採用コンセプトを定め、他社と差をつけるユニークなコンテンツや企業イメージを定着させるデザインも採用サイト制作のポイントともいえます。近年は、新卒採用、中途採用といったターゲット別のほか、インターンシップ専用サイトなどイベントに合わせて採用サイトを制作することもあります。
採用サイトに関する記事はこちらから(採用サイトの制作のポイントと流れを徹底解説! ~前編~)

 

■採用メインパンフレット
採用パンフレットには早期パンフレットや内々定者・内定者フォローパンフレットなどいくつか種類があります。その中でも採用メインパンフレットは選考中の求職者に読み込んでもらい、会社のことを深く理解してもらう役割を担っています。ページ数は企業によって異なりますが、私の制作経験からいえば、16ページ〜24ページ程度のボリュームで制作する企業が多いです。企業によっては、30ページを超える採用パンフレットを使用することもあります。

 

パンフレットの大きな特徴は、手に取った人しか知ることができない情報を掲載できることです。効果的な活用方法として、本命の求職者にのみ特別なパンフレットを配布し、志望度を上げる事例もあります。
採用パンフレットに関する記事はこちらから(戦略的な使い方で認知度アップ!Web時代の採用パンフレットの作り方〜前編〜)

 

■ナビサイト
母集団形成の手法として、外せない採用ツールがリクナビ・マイナビなどのナビサイトです。基本情報だけでなく、先輩社員のインタビューや人事ブログなどを活用する企業もあります。近年は、業界特化型、ベンチャー企業のみ、理系向けなど特化型のナビサイトも注目されています。母集団形成の課題に合わせ、使用するナビサイトを選ぶのも求める人材と出会うための一つの手段として有効でしょう。

 

■会社説明会の装飾ツール
合同説明会は、求職者にまず企業の存在を認知してもらうことが大きなゴールとなります。会社説明会の装飾ツールは合同説明会における集客ツールとして見逃すことはできません。たくさんの企業が立ち並ぶため、立ち寄りやすい雰囲気づくりで一人でも多くの求職者に目に留めてもらうことが重要なのです。

 

のぼりやバナースタンドのような目に付きやすいものから椅子カバー、床に敷くマットなど、種類は豊富です。テーブルクロスは会場に持ち込む雑多な荷物を隠すアイテムとして役立つこともあります。また、業界別の合同説明会では、似たようなデザインとなってしまうことが多いため、他社と差別化が必要になります。他社の傾向を調査してみるのもおすすめです。

 

■会社説明会のスライド資料(PowerPointなど)
求職者が情報を得る媒体として、説明会のスライド資料も一つの採用ツールといえます。会社説明会では短時間で求職者の心を掴むプレゼンテーションが求められるため、会社の特徴を一回で理解させることが重要です。スライド資料に掲載する情報は要点を絞り、求職者を引き込むストーリー展開がある構成を組み立てる必要があります。

 

また、テキスト情報のみの淡白なデザインより、写真や人が見えるデザインで会社のカラーを見せることもできます。つい、情報を詰め込み過ぎてしまうケースがありますが、説明会で自社の強みを端的に伝え、パンフレットで情報を補うという手段もあります。

 

併せて活用したい!新卒採用に効果的な採用ツール

採用サイトや採用メインパンフレットといった代表的な採用ツールは、求職者が知りたい情報を網羅して企業理解を深めることに主眼を置いていることが分かったと思います。一方、これからご紹介する採用ツールは、求職者、特に会社勤めの経験がない学生に向けて、企業をさらに好きになってもらうためのツールとして、目的を細分化することで高い効果を狙うものです。

 

■動画コンテンツ
採用活動のオンライン化に伴い、動画コンテンツは幅広い用途で使用されるようになりました。「○分で分かる!」といったタイトルの会社紹介映像やWeb会社説明会用映像、採用コンセプトに特化したアニメーション映像、プロジェクトを追ったドキュメンタリー映像、採用ブランディングを意識したドラマなど、目的・用途次第で種類は豊富です。

 

動画コンテンツの大きな特徴は感情に訴えかけることができる点です。言語化が難しい情報を分かりやすくリアルに伝えることができます。最近はWebサイトへの掲載を視野に入れて制作することも多く、訴求力の強い採用ツールの一つです。

 

■早期パンフレット
企業の認知・興味喚起を担うパンフレットを早期パンフレットと呼びます。早期パンフレットは企業選びの初期段階にある就職活動初心者との接点が中心となるため、手に取ってもらうためのデザインや分かりやすい情報設計が必要になります。

 

そのためチラシもしくは4〜8ページほどの簡易的なパンフレットが主流で、合同説明会や大学で大量に配布されることが多いです。採用サイトへの誘導など、次のアクションにつなげる仕掛けで効果測定をすることも可能です。

 

■内々定者・内定者フォローパンフレット
内々定・内定後の辞退防止策として、パンフレットを活用することがあります。内々定・内定後のフォローは求職者本人に対してはもちろんですが、学生の場合、保護者のフォローも必要です。安定した経営を行なっているか、きちんとしたキャリアステップが用意されているかなど、会社の体制・環境面でのフォローが重要です。

 

求職者に対しては、自分と同じような志望理由・経歴を持った社員がいるか、社内の風通しの良さなど、働く姿がリアルに想像できるコンテンツが求められます。

 

 

採用ツールを制作する上での注意点

複数の採用ツールをご紹介してきましたが、各ツールの目的やどの段階で使用するかを整理しなければ、効果的な活用は難しいでしょう。

 

まず重要なのは、ツールごとの役割を明確化させることです。各ツールの特徴を理解した上で、「何を」伝えるのが効果的かを考えます。業界の中の立ち位置なのか、仕事内容なのか、やりがいなのか、社風なのか。採用サイトのようにある程度情報の網羅性が求められるツールもありますが、軸を決めなければ訴求力の強いツールを制作することは困難です。

 

もう一つ重要なのは、どの段階で使用するものなのか、自社に対してどこまでの情報を持っている求職者に向けて制作するのか、使用シーンを見定めることです。パンフレット一つにしても、早期パンフレット、メインパンフレット、内定者フォローパンフレットのように、求職者の状況に応じたツールがあります。自社に対して関心が薄い就職活動初期の求職者にメインパンフレットのような情報量が多いツールを渡しても、読んでもらえない可能性が高いです。読んでもらえない、見てもらえないツールを制作しないためにも、使用シーンをしっかり固めてから制作を始めましょう。

 

また、ツールを制作する前に、採用マーケティングの考え方で採用フローの整理を行うことも重要です。採用フローを整理した上で、自社にとってどのツールが必要かを判断できれば役割と使用シーンを明確に定めることができます。採用マーケティングに関する記事で詳しく説明しているので、興味がある方は併せてご覧ください。
採用マーケティングの記事はこちら(自社で始められる採用マーティングを徹底解説!)

 

 

採用ツールの種類と活用方法はイメージできたでしょうか?

 

採用ツールは充実させるに越したことはありませんが、何から手をつければいいのか、いまあるものをどう活用・リニューアルすればいいのかなど、企業によって課題感は異なります。

 

揚羽では、ここにご紹介したすべての採用ツールの制作を行っています。ツール制作と同時に、採用課題の深掘りやターゲット設定、伝えるべき情報の整理などを通して、採用ブランディングを意識したクリエイティブ制作を大切にしています。1種類のツール制作から複数ツールの効果的な組み合わせ提案・制作まで、幅広い実績がありますのでお気軽にご相談いただければと思います。

 

CONTACT無料相談はこちら

SHARE
WRITER

ディレクターグループ
アシスタントディレクター

松村知

揚羽に新卒で入社し、グラフィック媒体を中心に制作進行、ディレクションに携わる。現在も、ディレクションを学びながら企画・ライティングなど様々なことに挑戦中。家系ラーメンは固め濃いめ派。