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戦略的な使い方で認知度アップ!Web時代の採用パンフレットの作り方〜前編〜

はじめに

みなさんはじめまして。

株式会社揚羽で、採用パンフレットをはじめ主に新卒採用における各種ツールのご提案・制作を担当しています、クリエイティブディレクターの斎木と申します。

 

新卒・中途を問わず、採用活動においてインターネットは欠かすことのできないツールとなっています。SNSや動画と合わせ採用のオンライン化が進んでいます。新型コロナウイルスの影響から、その動きも加速したように感じます。

 

一方で、応募者・内定者との継続的なコミュニケーションの取り方に関するご相談も多くなっています。本記事をご覧いただいているご担当者様の中にも、同様の課題感を抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

本記事では、新卒採用を効率的に進め成果を上げるため、各種ツール、特に採用パンフレットをどのように企画し、制作していけば良いかご紹介していきます。

 

Web主流の今、なぜ採用パンフレットなのか。

採用パンフレットの作り方・掲載すべき内容を検討する前に、少しだけ、新卒学生が採用サイト/採用パンフレットを見るタイミングに注目し、それぞれの特性を整理してみましょう。

 

アクセスしてもらうことで価値を発揮する採用サイト

学生と企業の最初の接点の多くは、リクナビ・マイナビに代表されるナビサイトや合同説明会・学内説明会など。採用情報が集まる場で自分に合いそうな企業を探し、ナビサイトや手元のパンフレットを経由してサイトにアクセスする、というのが採用サイト訪問の一般的な流れと言えるでしょう。

 

「認知」→「興味・選択」→「アクセス」→「企業理解」という流れの中で、採用サイトが価値を発揮するのは、アクセス以降。採用戦略上、欠かすことのできない採用サイトは、企業名を知り、かつ興味を持ってもらうことでコミュニケーションがスタートする媒体。アクセスを待つ「受け身の媒体」と言っても良いかもしれません。

 

採用パンフレットは立体的な効果を期待できる

では、採用パンフレットはどうでしょうか?

 

採用パンフレットが新卒学生に届くのは、採用イベントや合同説明会の会場など。直接手渡す場合もあれば、ブースや資料コーナーに置いておき、新卒学生に持ち帰ってもらうケースもあります。また、新型コロナウィルスへの対応からオンライン化が進む昨今、説明会への参加率向上を期待し、エントリー学生に事前に採用パンフレットを郵送する動きも出てきています。

 

配布方法を問わず、期待されるのはサイトにアクセスする前の「認知」の部分。手元に残るという特性にも注目すると、さらに採用パンフレットの付加価値が見えてきます。

 

・リマインド効果
合同説明会やオンライン説明会エントリーから数日後に、あらためて採用パンフレットを見直して、思い出す。数カ月後、部屋に置かれた採用パンフレットが目に入り、サイトを検索する。情報の伝達に加え、採用パンフレットにはリマインド効果も期待できます。
興味を持ってくれた新卒学生に詳しく魅力を伝えるのが、採用サイトであるなら、新卒学生との継続的な接点を作り、採用サイトを閲覧するなどアクションのきっかけを作るのが、採用パンフレットです。

 

・保護者へのアピール
さらに、採用活動においてケアしておきたい保護者への安心感の提供にも、採用パンフレットは活躍します。プライベートな空間と捉えられがちなPCやスマホの画面は保護者に見せにくくても、採用パンフレットを保護者に見せることに、抵抗のある新卒学生は少ないはずです。

 

時間や場所を問わず、また、他人へのアプローチも期待できるなど、多面的な機能が期待できるのも、採用パンフレットの魅力と言えるでしょう。

 

採用パンフレット制作の目的

採用サイトと採用パンフレットの特性や役割の違いについて触れたところで、採用パンフレットの価値・強みについて、もう少し詳しくご紹介していきます。

 

採用パンフレットの強み:理解促進

雑誌や漫画などでお目当てのコンテンツがある場合を除き、多くの方が、初めて手に取った本を1ページ目から順番に読み進めるのではないでしょうか。パンフレットも同じように、多くの新卒学生が1ページ目から順に目を通していきます。

 

意図した順番、ストーリーで情報を伝えることができるのも、採用パンフレットの特徴の一つ。本の体裁で届けるからこそ、事業内容や強み、活躍の場などの情報を、順序立てて正しく伝えることができるのです。

 

採用パンフレットの強み:不安払拭

選考が進んでいくタイミングの、壁を一つひとつ越えていく高揚感。複数の内定を獲得した後の冷静で合理的な比較。内定を承諾する際の、選択の正誤に関する不安。就職活動の進捗に併せ、新卒学生の心境も変化していきます。特に、内定承諾前の不安を払拭する情報を提供できるかどうかは、採用の成果にも影響する、重要な一手と言って良いでしょう。

 

気持ちの変化に合わせて、ピンポイントに情報を選び届けることができるのも、アナログなコミュニケーションを主体とする採用パンフレットならではの特徴です。

 

記憶に残る採用パンフレットの作り方

戦略的に使うことで、様々な価値を発揮する採用パンフレットも、手に取って保管してもらわなければ始まりません。視覚だけでなく触覚(手に取る)にも訴えかけながら認知を深められるという点も、採用パンフレットの特徴です。企画や内容、デザインはもちろんも大切ですが、もっと直感的に、読むよりも早く新卒学生にメッセージを伝える方法についてご紹介します。

 

内容に加え、外見から個性を発揮する

採用パンフレット制作時、必ず決めるモノの一つに紙があります。紙の質と厚さ、加工の有無。主にはこの3つの要素を検討しますが、紙にも様々なメーカーがあり、それぞれの製品に特徴があります。

 

・安価でコストが抑えられる、表面がツルツルした一般的な紙。
・少々コストは上がりますが、高級感を演出しやすい質感の高い紙。
・絵本のような厚みのある紙。

 

様々な種類の紙があるため、仕上がりのイメージがある場合は、制作会社や印刷会社に相談してみると良いでしょう。

 

さらに、ロゴに凹凸をつけて浮き上がらせるエンボス加工や部分的にツヤを出すUVニス加工などと組み合わせることで、パンフレットの顔つきはさらに変わります。

 

見た目の工夫に加え、手触りからも企業の個性を伝えられるのも、採用パンフレットの魅力です。

 

形や折り方で興味を引く

採用パンフレットといえば、A3の用紙を重ね二つ折りにし、センターで綴じる冊子が、最もポピュラーな形ですが、冊子でなければならないという決まりは、もちろんありません。実用性とコストの観点から、お勧めすることはありませんが、折り紙の鶴の形にして、新卒学生に配布することも、理屈上は可能です。

 

折り方の工夫で形・紙面サイズを変える例としては、横長の紙を端から巻き込む形で均等に折る巻き三つ折り(片観音開き)などは、よく見る採用パンフレットの事例です。

 

また、四隅をズラして折ることで、仕上がりのシルエットに変化をつける「いい加減折り」や、丸や三角、キャラクターの形にする型抜きなど、物理的な加工をすることができるのも、紙媒体ならではでしょう。

 

採用パンフレットの種類

採用パンフレットにはどのような種類があるのでしょうか?

一般的な種類とその役割について確認していきましょう。

 

早期・インターンシップ向けパンフレット

就職活動の早期段階で企業を認知してもらい、採用サイトの閲覧やインターンシップ・説明会への参加を促すことが主な目的のツールです。一人でも多くの新卒学生と接点を持つために、ばら撒くように広く配布することから、バラマキツールとも呼ばれます。企業を知るきっかけ作りを主な狙いとしているため、細かく事業を紹介するというよりも、情報を厳選しデザインにもこだわりながら、興味を引くことに重きを置いて作られることの多い採用パンフレットです。

 

メインパンフレット

企業によって新卒学生に渡すタイミングは異なりますが、主には企業理解の促進や面接への動機形成に使われることが多いです。事業内容の紹介からインタビュー、人事制度まで、網羅性の高い採用パンフレットがある一方で、社員紹介や企業の特徴にフォーカスした、コンセプトブックを作る企業もあります。採用サイトと合わせ、新卒採用活動の主軸ツールと考える企業が多いようです。

 

内定者フォローツール

内定出しから内定承諾まで、内定式から入社まで、新卒学生と定期的にコミュニケーションをとりながら、関係性を継続するのも、採用担当者の重要な仕事。懇親会や面談などのコミュニケーションを通じて行うフォローが王道ですが、回数にも限度がある上に物理的な距離の問題もあります。そうした課題を解決するために作られるのが内定者フォローツールです。新型コロナウィルスの影響から対面でのフォローが難しくなった2020年は、その重要性が再確認されています。

 

その他のツール

早期、メインパンフ、内定者フォローツールと並び、近年ご相談が増えているのが、保護者向けのフォローツールです。ご両親の反対を理由に内定を辞退する新卒学生も増えており、対策を講じる企業様も増えています。ご両親がお子さんの将来を心配するのは当然のこと。業績や社風、社員間のコミュニケーションについてなど、「入社後に安定した生活が送れるか?」をはかることができる情報の掲載に関するご要望が多くなっています。

 

まとめ

インターネットを軸に採用情報を告知し、新卒学生とコミュニケーションをとるスタイルは、今後も変わることはないでしょう。各社が同様の手法で告知し、母集団を集め選考を進めていく中で、成果の差を生むのが、採用戦略のコンセプトや企画、そして採用パンフレットなどの周辺ツールの使い方だと考えます。

 

様々な採用パンフレットを配布するタイミングや、それぞれのタイミングに合わせた内容をどう考えるか。新卒学生の心理なども考慮しながら設計することが大切です。

 

クリエイティブは単なる制作ではなく、課題解決の手法と考える揚羽では、採用全体のお話をお伺いしながら、ブランディングや各ツールを組み合わせた採用戦略をご提案させていただきます。

 

採用サイトはもちろん、採用パンフレットや早期ツール、内定者フォローまで、様々な実績を持っておりますので、採用戦略の見直しなどを考える際には、ぜひご相談ください。

(弊社がお手伝いした採用パンフレットの事例はこちらから)

 

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後編では、コンセプトワークやキャッチコピー、デザインの考え方など、具体的な採用パンフレットの作り方についてご紹介します。次回の記事も、ぜひご覧ください。

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WRITER
斎木修一

ディレクターグループ
ディレクター

斎木修一

20歳から約20年、キャリア採用業界で求人広告制作や媒体運営を経験し、2019年に揚羽に入社。20代の頃を思い出しながら、新卒採用ツールの制作を満喫中。趣味はサッカー、ポジションはSB/CB、走れるうちは現役!皆さまいつでもお声がけください。最優先で参加させていただきます!