私は、企業経営の中で、理念(ミッション)とカルチャー(風土)を大事にしています。
ビジョンに関しては、そこまでこだわりは強くありません。
ビジョナリーカンパニー2には「どこに行くか」よりも、
「誰をバスに乗せるか」が重要だと書かれてています。
「あそこに行くから、一緒に行きたい人、バスに乗ろうよ」というと
行き先を変えたら、バスに乗った人は降りてしまいます。
そうじゃなくて、「このバスに一緒に乗ってる人とだったら、どこに行っても楽しいはず」
ということを大事にしたい。
サイバーエージェントの藤田社長も似た考え方で、「俺達だったら、たとえうどん屋をやったとしても成功する。」と言っています。
社長が「あそこを目指すぞ!」「おー!」というのも悪くないでしょう。
もちろん私にも「何年後にこういう姿を目指す」というビジョンはありますが、
それは、100%実現されなくても、理念とカルチャーが維持・発展されていれば、
良いと思っています。
社長が全てを決めない代わりに、社員にビジョンを考え実行する権利が与えられます。
社長がビジョンについて全権を持っている会社より、
社員一人一人が主役意識を持って、やりたいことにチャレンジする会社の方が
私は好きです。
ビジョンを社員たちが描くためにも、「何は良くて、何は良くないかを判断する基準」として、
理念とカルチャーは大事だと考えています。
東証グロース市場
証券コード:9330
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Ageha Magazine Ageha Magazine
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2018.12.11
理念・カルチャー>ビジョン
writer
湊剛宏
早稲田大学卒。
1992年リクルート入社。新卒採用、中途採用、教育研修の営業を7年間経験。
1999年テレビドキュメンタリー制作会社に転職。
AD、ディレクター、プロデューサーを経て、
2001年揚羽プロダクション(現株式会社揚羽)設立。
趣味:ラグビー、ダイビング スキル:ほめ達検定2級
