4月1日、弊社に7人の新入社員が入社いたしました。 採用は弊社にとって、一番大事な仕事であり、この日は一大イベントです。 その中で、新入社員にこんな話をしました。 経営の神様と言われた松下幸之助のこんな言葉があります。 工場で電球をみがいている人達に、
「あんたたちの仕事は、幸せな仕事やなあ」と。
毎日毎日電球を磨いている職人には、 最初その言葉の意味がよく分かりませんでした。
松下幸之助は、続いて、 「夜になると本が読めない子供達も、君たちのおかげで本を読むことができる。 ほんま幸せな仕事や。」と。 電球を磨く。と考えると、そんなのなんの役に立つのか。と思ってしまう。 でも、それがどう使われて、それを使ってる人に、 どうやって役に立っているかを知れば、 一つ一つの仕事の意義を知ることができます。 揚羽の新人時代の仕事も、近視眼的に見たら、お客さんに電話して断られて、 「自分、何やってるんだろう」って思ったり、大きな仕事をしたい。 って思ってるのに、先輩のアシスタントのようなこまごまとした仕事を頼まれ、 「こんな仕事をするために、揚羽に入ったんじゃない。」 って思ったりすることもあるかもしれない。
でも、一本の電話で、素晴らしいお客様と出会えて、 そこから良い仕事に繋がることもあるし、 こまごまとしたアシスタントのような仕事によって、制作物が完成し、 それによって人一人の人生を変えてしまうことだってある。 仕事をする時は、目の前のことだけを見るのではなく、 何のためにこの仕事をするのか、 常にその意義を考えて仕事に臨むようにしよう。 そんな話をさせていただきました。 ただ、私の他に5名の先輩からの素晴らしい訓示があったので、 全て覚えてくれているかどうか(笑)。
