映画「ビリギャル」受験生の子供と一緒に渋谷の映画館に見に行きました。
観客は95%が10代。おそらく受験を控えた子たち。
5%はおそらくその親たち。
ネットの評判では、「感動した!」という賞賛のコメントと「全く感情移入できない」
という酷評とどちらもありましたが、見ている子供たちには刺激になったようで、
主人公と塾の先生のワンシーンに感動して泣く子もチラホラ見えましたし、
終わった後も「良い映画だったねー!」とそこここで声が聞こえました。
また、映画を見た子達は、
ここまで猛勉強しないとダメということがわかったかもしれません。
私自身も心動かされるシーンがあり、大人が見ても良い映画だと思いました。
受験生の子を持つ親御さんは、ぜひお子さんと一緒に行かれることをお勧めします。
経営者として、素晴らしいと感じたのは、
塾の先生が子供のモチベーションを上げていくところ。
この塾はいわゆる「落ちこぼれ塾」。
ここに通う子供は、勉強なんて大の苦手だし、大嫌いだし、
大人に対する不信感の塊です。
塾の先生は、そんな子供たちの良いところを見つけて、ほめてほめてほめまくる。
すると、子供たちは徐々に心を開いて、先生の言うことを聞き、
成績も少しづつ上がって、志望校に合格する学力を身に着ける。
「ほめる」って大事なんだなあ。と。
弊社でも、「ほめ達検定」というものを社員に受けさせております。
https://www.hometatsu.jp/
私の尊敬する経営者、北海道のヤマチユナイテッド
https://www.y-united.co.jp/
の山地社長から、業績向上の施策の一つとして教えていただき、取り入れて、
今では弊社の社員のほとんどが「ほめ達3級」保持者です。
ほめ達研修では、
「人はいきなり注意されても、聞く耳は持たないもの。5つほめて、
やっと聞く気になって耳を傾けたら、そこで初めて人は素直に聞く。」
「表面的なことをほめただけでは、人は動かない。
その人をよく観察し、その人が本当に努力していることを見抜く力が付く。」
など、示唆に富んだ話を伺うことができます。
「ほめる」ことの効果は、
「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」で有名な「葉隠」にも似た記述があり、
武士道とビリギャルとの奇妙な共通点にも不思議な共感を覚えました。
しかし、「言うは易く、行うは難し」で、
社員の本当の努力を見つけることに日々苦労しております。