私の尊敬するコピーライターに柏木克己さんという方がいらっしゃいます。
柏木さんが、フェイスブックに書かれていた、若者と大人の関係についての話が
とても共感できたので、紹介させていただきます。
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僕たちが若い頃は、
やりたいことはなに?なんて聞く大人はいなかった。
むしろ逆で、
やりたいことができるほど世の中は甘くないで。
とよく言われた。
 今の若僧たちは、
やりたいことを見つけろだの、
 自分らしさはなになの?だの、
やりたいことをやればいいんだよだの、
 言われたりするんですよね。
僕たちの頃も決して生きやすい時代ではなかった。
でも、君はなにがやりたいの?
と問われ続ける方が生きづらいな。
むしろ、やりたいことができるほど甘くない、
といわれた方が反発心が湧いてくるし、
やりたいことが、 逆説的に明確化して先鋭化するかも。
 大人たちは、やっぱり
若僧の嫌われ役であった方が健全なのかな。
 一概には言えないんだろうけど。
柏木克己
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もうひとつ。株式会社ネクスト社長の井上さんの言葉
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近頃の子供は、自分に自信が無く、自己肯定感が弱く、
なぜ頑張らないとならないのか。という気持ちが育ってない子が増えている。
これは、子供の問題ではなく、「親の過干渉」に問題がある。
小さいころから、子供に選択権を与えず、全て親が決め、
子供が何かしようとすると、「あれやっちゃダメ、これやっちゃダメ」
と自己否定され続けた結果、
自分では何も決められず、
「僕は何をやってもダメなんだ。」「どうせ頑張っても意味ない。」
という気持ちにさせてしまっている。
親は、子供に干渉しすぎてはいけない。
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子供を大切にするのは、もちろん大事だ。
だが、将来を背負って立つ子供たち、若者たちに、僕たち大人は、
良いと思って、逆に間違ったことをしてないだろうか。
2人の子を持つ親として、20代の社員15人を持つ社長として、
自戒の念を込めて、先輩二人の言葉を受け止めたいと思います。