CEO BLOG
株式会社揚羽 社長ブログ

社長ブログ
設立10周年

2011年8月7日をもちまして、揚羽は設立10周年を迎えることとなりました。
これもひとえに、揚羽を支えてくださった、お客様、社員、パートナー様のおかげです。
(普段パートナー様なんて言わないので、よそよそしく聞こえますね。仲間です。) 心から感謝しています。

 

せっかくなので、揚羽が何をやってきた会社なのかと、これからどうするのかを お伝えできればと存じます。

 

この10年を思い起こしてみると、
まず、映像制作会社として起業したのですが、独立のあいさつ回りをしているうちに、
「採用プロモーションビデオを作ってくれ」という依頼が多く舞い込んできました。
当時、採用に映像を使っている会社は3割くらい。
手法も、施設紹介ビデオのように、固くて、インタビューもコメントが用意されていて、
不自然でつまらないものが多かった。

 

その中で、テレビ番組制作会社で培ったドキュメンタリーの手法と、
リクルートで培った採用の知識を活かした映像が革新的で、
多くの依頼をいただくようになりました。

 

映像ニーズの高まりという時代背景と、革新的な映像手法で、受注は増え続け、
直営業により、パンフやWEBのご発注もいただくようになり、
また、採用以外の広報や経営企画などの部署からも発注があり、
採用映像制作会社から、総合的な制作会社に発展してきたのが、最初の6年間です。

 

この間、平均で年率140%の売り上げ拡大を続け、文字通り、破竹の勢いでした。
銀行からは、高い業績を評価され、トリプルAの格付けをもらい(S&Pではなく、銀行のってのがミソ)
売上4億円しかないのに、ベンチャーキャピタルが、
「将来上場を見据えて・・・・。」など営業に来ました。
六本木に広いオフィスも借り、採用も急拡大路線を取りました。

 

今考えると、なんと浮足立ったバカな経営者だろうと思います。

 

人生は思うように行かないもので、ここで大きな事件が起こりました。
リーマンショックです。

 

採用ビジネスは、景気の影響をもろに受けます。販促しかり、企業広報しかりです。

 

売り上げが30%ダウンし、このままでは、6か月後に会社が倒産する。
というシミュレーションになりました。

 

急きょ、六本木のオフィスを引き払い、家賃の安い三田のオフィスに引っ越し、
経費を削減し、なんとか急場を凌ぎました。

 

この時の借金が2億。

 

前年度の良い決算資料を持って、
銀行を駆けずり回って工面。
中小企業なので、もし返せなければ、全額社長の個人補償です。最悪破産ですね。
このとき、正直余裕がなかった。
今思えば、もうちょっと心に余裕を持てればよかったと、
そうすれば優秀な社員が辞めずにいてくれたのではないかと後悔しています。

 

そんな中、みんなの努力のおかげで、なんとか立ち直り、昨年、創業以来最高益を上げることができました。

 

この数年間にマーケットに大きな変化がありました。

 

採用マーケットは、徐々に縮小しています。
本当に少しづつなので、気が付かないくらいですが、確実に縮小しています。
その中で、不思議なことに、プレーヤーが激増しているのです。
大手媒体社が、蛇口を締めていた時期に、その下請けだった制作会社が直受けを 始め、研修会社や、調査会社、メディアを扱う会社が、本業で食えなくなったので、
採用ツールに進出してきました。

 

この中で勝ち残るためには、圧倒的なブランドを作ること。圧倒的な競争優位性を作ること。
一部のカテゴリーでは、そうなりつつあります。
その業界に詳しくなり、クリエイティブの引き出しを増やすこと。
新しい手法を強化することが必要です。
また、対象を絞ってサービスを展開すること。

 

次の手は、採用プロモーションのノウハウを横展開し、企業ブランディングの世界に進出すること。
BtoC企業には大手代理店ががっつり入っているが、BtoBはまだ未開の地。
今までは実績と担当者のリレーションでなんとかなっていたが、
顧客のニーズが高度化し、ソリューションが当たり前になってきた。

 

そこに販促とブランディングというサービスを提供していきます。
また、日本経済はゆっくりと縮小していきます。
日本は大国、内需で食えるので、危機感はさほどありません。
これは実はアメリカやイギリスの中小企業にも言えることです。
逆に、内需では食えない北欧や韓国は、初めから海外展開を視野に入れているので、
成長していますね。

 

今の揚羽のビジネスで海外に出るのは、難しい。
広告は言葉と文化、ビジネス習慣を深く知ることが必要なので。

 

揚羽の強みを活かせ、場合によっては全く新しいビジネスになるかもしれないけど、 それを発掘するのが私の仕事だと考えています。

 

次の10年、日本経済の縮小に比例せずに、伸びていくため、みんな、よろしくね!

 

俺たちの社員のレベルなら、正しい努力を続ければ、間違いなく、
おもいっきり伸びます。

 

最後に成功のポイントを整理すると

 

1、採用事業で圧倒的なブランドになること
2、企業ブランディング事業と販促事業を軌道に乗せること
3、海外展開

 

この3つを成功させて、必ず凄い会社を作ろう!

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