社長ブログ
2015年7月3日
群言堂 松場富美さんの言葉
島根県の石見銀山にある、 群言堂というアパレルの会社をご存知でしょうか? http://www.gungendo.co.jp/ 長い歴史の中で紡がれてきた日本の技術。 工業化が進む中で、効率性が優先され、 非効率な古き良き技術は、 ずいぶんと少なくなってきました。 非効率でも価値がある、 非効率でしか出来ない大切な技術を残したい。 その技術で生まれた素材を使って これからの「暮らしの服」をつくりたい。 そんな考えを大事にされている会社です。 その会社の社長さんである松場富美さんが、 石見銀山の古民家を再生して、 「他郷阿部家」という旅館を営んでいらっしゃいます。 http://www.takyo-abeke.jp/ この旅館に宿泊し、松場さんと食事をしながら、 いろいろとお話を伺いました。 5時間以上お話をしたでしょうか。 松場さんの魅力に酔いしれることになりました。 含蓄のある言葉が多かったので、 前後は削除し、名言を切り貼りいたします。 「草の種はたとえ落ちたところが岩の上だったとしても 根を下ろさなければならない。」 「木綿は、やさしく身をまとい、最後は浄布となってその一生を終える。 人の一生もそうありたい。」 「永遠を生きるつもりで夢を描け、今日死ぬつもりで一生懸命生きろ。」 「海の美しさ、広さ、深さは、異質な川をたくさん飲み込んでいるから。」 「夫婦は見つめあって生きるのではなく、 同じ方向を向いて生きなければならない。」 「そんなもんで良いかというものに囲まれてると、 そんなもんで良いかという人生になる。」 松場さんのおっしゃることを一生懸命メモしました。 普段ずっと都会で忙しい生活を送っていると、 こういった根源的な哲学ともいう べき言葉に触れることは多くありません。 人間は、たまにはこういう言葉を聞いて、 自分の人生を見つめなおすことが本当に本当に大事なのだ。 と心から感じた時間でした。 お時間がありましたら、 ぜひ石見銀山まで足をのばされると良いと思います。