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株式会社揚羽 社長ブログ

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「分水嶺」

今朝の日経(2008年8月13日)に4~6月期の各社決算が出ていました。
 
電通:利益5%減
ADK:利益18%減
東北新社:赤字(2年連続)
 
広告業界の厳しさを物語る数字です。企業のマスメディア向けの広告予算削減が大きく影響しているようです。電通とADKは、本業の業績が落ちているので、正直かなり厳しい。東北新社は実はCMは堅調。映像使用権の評価損を特別損失であげているための赤字です。なので、問題ありません。
 
電通とADKのCMが落ちているのに東北新社が上がっているということは、CM制作が大手に集中しているということです。全体の仕事ボリュームが減ると、より安心できるところに仕事が集中する傾向がある。そんな構図が見てとれます。
 
逆に、顧客の見る目が厳しくなるので、小さくても、よい提案をする企業には大きなチャンスです。創業当時のアゲハがまさにそんな厳しい時代にスタートして、成長してきています。
 
今後、広告制作会社の淘汰がハイスピードで進みます。ここで勝ち残るのは、実績のある大手と、小さくてもニーズを正しくスピーディーにつかんで、意味のない常識にしばられず、すぐに動ける機動力のある会社です。
 
こういうシビアな時代、企業の実力が問われます。 顧客を理解し、顧客と同じ方向を向き、数多くの障壁を乗り越えて、(景気が悪いので、普段の倍の障壁が出てきます。)顧客のやりたいことを成功に導くことをし続ける。しかも、数多くのクライアントに。(単価が下がっているからね)
 
顧客の目が厳しくなる時代、自分の実力をつけるには、最適な時代です。僕がリクルートに入社したのも、まさにこういう時代。ここで鍛えられた同期が、既に4人上場を果たしています。そして、世の中でバブルに浮かれていた人たちの多くが脱落していきました。 人生を長い目で見た時、電通やADKといった大企業の業績が落ち、急成長するベンチャーが群雄割拠するこの時代に、広告という競争の激しい世界に身を置くことを、「自らを鍛えることができるチャンス」と捉える事ができるかどうか。そこが成功者とそうでない人を分ける分水嶺だと思います。
 
みんなには是非ついて来て欲しい。そして3年後、個人対個人の力では電通に勝てるスーパーマンだらけの企業になっていよう。