採用オンラインセミナー:オンラインでも満足度の高いインターンシップとは?~

皆様、こんにちは。営業部の石田です。
梅雨が続いていますが、時折、雨上がり空に架かる虹に出会える季節でもありますね。湿気は苦手ですが、草木も色鮮やかに生き生きとし、パワーをもらっています。

 

さて、先日6月11日(金)に、「オンラインでも満足度の高いインターンシップとは?」と題したセミナーを開催いたしました。

 

今回のセミナーではオンライン化が急速に進む昨今、重要視されるインターンシップについて具体的な事例を用いながら企画のポイントを解説しました。

 


スピーカー:白岩 大
株式会社揚羽
ブランド戦略グループ/プランナー
リクルーティング事業部責任者

 

選考辞退者・内定辞退者の増加

・エントリーバブルの時代

昨年コロナウイルスの影響で採用は急遽オンライン化を迫られ、企業側も学生側も混乱しました。
その結果、就活が不安である学生の増加とエントリーのハードルが下がったことにより、エントリーバブルが発生しています。

 

 

・学生の感じる情報の不足

エントリーが増えたことにより、志望度の低い学生が大量流入するようになり、企業側は志望度が低い学生の動機付けと見極めの両立が必要になりました。

 

今回は特に「志望度が低い学生に対する動機付け」について紹介します。
志望度が低い学生を作り出している要因は、採用のオンライン化によって、対面の機会が減り、感じる情報が不足していることです。

 

感じる情報が少ないことにより、会社に対する印象がデータに基づく企業理解でおわってしまい、データでは知りえない会社の魅力に気づく機会のない学生が多いです。

 

 

そんな感じる情報を得る機会が減った今、強化すべきはインターンシップです。今までのような企業理解だけを行うインターンシップでは他の企業と差がつかない可能性があります。

 

また、インターンシップに注目する理由は他にもあります。他者の働きかけで志望度が変わったきっかけの1位は、インターンシップであるという調査結果も出ています。そのため強い動機形成には有効な施策だと考えられます。

 

また、インターンシップの満足度が10段階中1点上がると、選考推移率が約30%向上するということも分かっています。

 

インターンシップのポイント

一般的にインターンシップの満足度を高くするために必要なポイントを下記3点の観点からご紹介します。

①集客のポイント
②ワークの満足度を高める3要素
③オンラインインターンシップの満足度を高める2要素

 

①集客のポイント

・プログラムの充実度
前述のようにインターンシップのエントリー数は増加しています。そのため学生は幅広く企業を見る傾向があり、インターンシップのプログラムの面白さもエントリーの判断軸になってきます。

 

・広報ツール
インターンシップの充実度を高めるのと同様に知ってもらう手段も重要です。最近ではインターンシップ専用サイトがある企業も増えています。インターンシップ専用サイトでは、プログラムを一つの物語のように示すことでより魅力的に見せるなどさまざまな工夫がされています。

 

 

②ワークの満足度を高める3要素

・成長実感を得られるか
ワーク型のインターンシップは満足度が高い傾向にあります。その中でも、難易度が高い課題に向き合うことで達成感を実感できることや、適切なフィードバックをもらえることが満足度向上に関わってきます。

 

・社員との接点
社員と学生の接点を設けることも満足度向上のためには重要です。特に現場社員との接点が求められています。現場社員の考え方を聞き、共通点を見つけることで会社の関心を高めることに繋がります。

 

・1日以上のインターンシップ
開催日程は1日以上にすることを推奨します。特に1日のインターンシップがおすすめです。オンラインで開催する場合、長すぎると疲れるから半日にするという意見を聞くことがあります。しかし、実は開催日程を半日から1日にするだけでアンケートの「大変満足」が1.7倍になったというデータがあります。

 

逆の意見では、1日以上であれば途中離脱者が出るのではないかと聞くこともありますが、実際にインターンシップを開催するとそのようなケースはほとんど見られませんでした。つまり満足度が高く、1日以上で実施できるイベントを考えることが重要になってきます。

 

 

③オンラインインターンシップの満足度を高める2要素

・環境づくり
オンラインではオフライン実施に比べて障害が多く発生する可能性があります。オフラインで実施するのと遜色ない環境を整えるため、通信ツールや会議ツールを整えることが重要です。また、社員が学生を口説く力を上げるサーベイを導入することも施策として考えられます。

 

ビズミルサーベイについて詳しくはこちら

 

・空気づくり
オンラインインターンシップの課題として、画面越しでは一体感や臨場感が醸成しにくいことが考えられます。そのため、OP動画を流したり、口頭で説明していた部分を映像で伝えることを推奨します。パワーポイントでスライドを見るだけでなく、動画でBGMとともに情報を得ることができ、一体感や臨場感、緊張感を醸成できます。

 

 

オンラインインターンシップの事例と企画方法

ここからは、セミナー内で紹介した実際のオンラインインターンシップの事例と、オンラインインターンシップの企画方法を簡単にご紹介します。

 

オンラインインターンシップの事例

・インターンシップ人気1位「ニトリ」
ニトリに興味のある学生ではなく、就活を始める学生に選んでもらうように設計されています。具体的には今後の就活の進め方や自己分析の方法をニトリのワークを通して行うようになっています。

 

ニトリがインターンシップに力を入れている理由は、インターンシップこそ最高の広報施策と考えているためです。参加学生によってインターンシップの経験は伝播していき、広報として大きな効果を及ぼします。

 

ニトリのインターンシップではさまざまな社会課題に向き合うワークが用意されています。インターンシップ後は、ニトリの領域に興味のある人には選考に進んでもらいます。しかし、結果的にはニトリの領域に興味のない人でも、他の興味のある領域に気づかせてあげることで後輩に薦めてもらえるようにしています。

 

 

・ボードゲーム型
適宜資料を展開し、共同作業するグループワークや、スマホと連動させたボードゲームのようなインターンシップも存在しています。ボードゲームでは、商品企画の流れを理解できるものや、会社の変遷を知れるものなどがあり、楽しみながら会社のことを知れるワークになっています。

 

 

オンラインインターンシップの企画

このようにオフラインでやっていたインターンシップを、ワークしやすい環境でオンラインで実現することで、満足度を上げることができるケースも増えています。まずは現状のワークの内容を考える必要性から検討していきましょう。

 

 

本日のまとめ

①インターンシップが学生の強い志望動機を形成!
②インターンシップ企画は「成長実感・社員・1日以上」が満足度向上のカギ!
③オンライン化で伝えられていない自社の魅力はないか?

以上、6月11日(金)開催オンラインセミナー~オンラインでも満足度の高いインターンシップとは?~のセミナーレポートでした。

 

セミナー内でご紹介した事例の詳細や、それ以外の事例をを知りたい方は、ぜひ下記よりご相談ください。

 

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