採用オンラインセミナー:オンラインインターンシップ体験会

皆様、こんにちは。営業部の石田です。

 

さて、先日1月26日(火)に、「オンラインインターンシップ体験会セミナー」と題してオンラインセミナーを開催いたしました。

 

今回のセミナーでは、昨今の採用市況から考えたおすすめのインターンシップや、インターンシップを設計する際のポイントについてお伝えをさせていただきました。セミナーの後半部分では、参加者に実際のインターンシップを体験していただき、オンラインにおける学生と人事のインタラクティブなコミュニケーションのあり方について理解を深めました。

 


スピーカー:白岩 大
株式会社揚羽
ブランド戦略グループ/プランナー
リクルーティング事業部責任者

 

はじめに

採用市場で何が起きているのか

昨今はオンライン化に伴って、インターンシップへの参加率は85.3%と過去最高を記録し、平均参加社数も約5社と激増しています。学生の多くは、エントリー時の志望度が低く、「視野を広げるための参加」という理由での参加が増えてきています。こうした市況感では、志望度の低い学生の動機付けと見極めの両立が必要であるといえます。「今まで以上に魅力付けをすること」「ターゲット以外の学生に対してスクリーニングをかけること」の2方向でアプローチしていくことが重要です。

 

採用市場で何が起きているのか

 

オンラインにおける企業理解と動機形成

オンライン化により、「なんかいいな」「雰囲気があうな」のような定性的な「感じる情報」が伝わりづらくなっている状況にあります。これまで「感じる情報」はオフラインで行う座談会、面談、インターンシップ、現場見学などで担保されていましたが、こうした魅力が伝わらないことに課題を感じる企業が増えています。インターンシップでは企業理解だけではなく、感じる情報の訴求を強化することがポイントになってきます。

 

オンラインにおける企業理解と動機形成

 

インターンシップが与える影響

学生の第一志望が変わったきっかけのNo.1がインターンシップであるというデータもあり、学生の強い動機を形成するためには最も有効な施策であるといえます。

 

インターンシップが与える影響

 

オンラインとオフライン、どちらが良いか

約8割の学生はオンラインインターンシップに参加経験があります。また、学生にオンラインとオフラインのどちらが良いかを調査したところ、オンライン/オフラインを好む学生の割合はほとんど差がないことがわかります。

 

オンラインとオフライン、どちらが良いか

 

成功事例から学ぶインターンシップ満足度の上げ方

続いては、どのようにインターンシップの満足度をあげていくかについてお伝えをさせていただきます。

 

ワークショップの企画ポイント

満足度の高いワークショップを実現するには「成長実感」「社員との接点」がポイントになります。成長実感と満足度には強い相関があり、講義型の一方通行のワークショップでは満足度が下がってしまう傾向にあります。対して、社員との接点が十分に担保されていた場合の学生の満足度は向上します。こうした結果から、実際の社員の雰囲気が伝わることが大切であるとわかります。
また、開催日数によっても満足度は大きく変化します。インターンシップの開催日数と学生の満足度を調査したところ、1日の開催は半日の開催に比べて「大変満足」が1.7倍になりました。

以上から理想的なワークショップを企画するためには、社員との接点を多く設定し、1日以上で実施できる内容を検討することをおすすめします。

 

ワークショップの企画ポイント

 

満足度の高いオンラインイベントを企画するポイント

オンラインイベントを成功させるポイントは「環境づくり」と「空気づくり」の大きく2点です。「環境づくり」ではオフラインに比べ、オンラインだとワーク中の情報共有やコミュニケーションが難しくなります。オンラインでのワークが行いづらいという事態を防ぐためにも、zoomやTeamsなどの学生が慣れているツールを使用するなど、オフラインと遜色のないワーク環境を作ることがポイントです。また、オンラインでは自宅から参加しているため、一体感や臨場感、緊張感が醸成しにくいです。運営メンバーによる細かい盛り上げや、説明会映像・オープニング映像などのクリエイティブを駆使して会の空気を盛り上げることも効果的です。

 

満足度の高いオンラインイベントを企画するポイント

 

インターンシップ集客のポイント

プログラムを作りこむことによって、学生のエントリーの動機となり参加数は増加します。
インターンシップ特設ページを見てエントリーするか検討するため、こうした導線を設計することも非常に効果的です。

 

インターンシップ集客のポイント

 

インターンシップ改訂の前に

次年度のインターンシップをご検討をされる方に対して、「本当にインターンシップを改訂する必要があるのか?」と疑問に思う機会が多かったので、この点についてもお伝えをさせていただきます。

インターンシップと課題解決

インターンシップの改訂によって、一番改善されるのは「インターンシップ参加後の遷移率」です。インターンの内容改訂によってその後の面談、選考、説明会への遷移率が改善します。その他の問題を解決したい場合は、インターンシップではない解決策を選択する方が効果的である場合が多々あります。

ご相談をよくいただく問題として大きく以下の4つが挙げられます。
・インターンシップ参加者が少ない
・インターンシップ合格者が少ない
・インターンシップ後の遷移率が低い
・内定承諾率が低い

「インターンシップ後の遷移率が低い」についてはインターンシップでの魅力付けが有効です。その他の問題に関しては「インターンシップ参加者が少ない」は「集客量」、「インターンシップ合格者が少ない」は「集客精度」、「内定承諾率が低い」はインターンシップ後のフォローを改善していくことが必要です。
自社の採用のかかえる問題にあった解決策を選択し、講じていくことが重要です。

 

インターンシップと課題解決

 

現行インターンシップのアップデート

また、インターンシップは改訂ではなく、現行のもののアップデートでも十分課題の解決になることもあります。昨今は、今行っているインターンシップの前に縮小版のライトなインターンシップを設ける「二段階インターンシップ」を検討する企業も増えております。

 

現行インターンシップのアップデート

 

3日間で300名に行っていたインターンシップを二段階に再設計した例をご紹介します。エントリー後に300名に対してライトなインターンシップをまずは実施し、学生のスクリーニングをかけます。参加者の内、200名の合格者にはインビテーションを与え、絞り込んだ学生に対して3日間の本プログラムを実施するという流れを設計しました。

ライトなインターンシップを組み込むことで全体としては工数が減るため、マンパワー削減の観点からも非常におすすめです。

 

現行インターンシップのアップデート2

 

最新のオンラインインターンシップ体験!

当日は、参加者の皆様にオンラインインターンシップを体験していただきました。弊社が実際に制作したすごろくゲーム形式のプログラムを使用し、白岩氏が人事役を務め、参加者には学生目線で当日のワークショップの流れを体感していただきました。
実際のオンラインインターンシップの体験をご希望の方は是非以下のページからお問合せください。
⇒オンラインインターンシップに関する詳細はこちら
(ONLINE INTERNSHIP)

まとめ

セミナーのまとめです。
①そもそもインターンシッププログラム改訂をすべきであるのか考える
②魅力付けと見極め、それぞれを実現できる内容になっているかを検証する
③学生が没頭できるオンラインインターンシップの実施環境を整える

 

以上、1月26日開催オンラインセミナー~オンラインインターンシップ体験会~のセミナーレポートでした。

 

弊社では採用活動にご活用いただける資料もご用意しております。ご参考にしていただける事例をまとめたものもございますので、下記からぜひご覧ください!

 

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今後もオンラインツールも活用しながら、皆さまのお悩みを解消できるようなセミナーを随時開催していきますのでご期待ください。