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採用セミナーレポート~22卒は”選考辞退”が急増?オンライン化による「思わぬ落とし穴」~

オンラインセミナー:22卒は”選考辞退”が急増?オンライン化による「思わぬ落とし穴」

皆さま、こんにちは。マーケティング担当の島村です。
ベランダにある盆栽に、だんだん若葉が出てきました。それと共に花粉症にはかなり辛い時期になってきましたね。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

さて、先日2月17日(水)に株式会社ワンキャリアよりPR Director寺口浩大氏をお呼びし、「22卒は”選考辞退”が急増?オンライン化による「思わぬ落とし穴」 ~学生・人事の声から導く採用戦略~」と題した共催セミナーを開催いたしました。

 

コロナ禍、オンライン化によって、学生の就活スタイルや情報収集方法が大きく変化してきています。なかでもSNSなどで学生や従業員が発信するクチコミが、候補者の中での企業イメージ醸成や、志望動機形成に大きな影響を与えていることは言うまでもありません。これから選考時期を迎える採用担当の皆さまにとっても、クチコミは無視できない存在と言えるでしょう。

 

そこで今回は「学生の声」を一番多く持つWebメディアである「ONE CAREER CLOUD」を運営する株式会社ワンキャリアよりPR Director寺口浩大氏、採用×インナーコミュニケーションにおいて独自の知見を有する株式会社揚羽よりリクルーティング事業部マネージャーの白岩大の両名が登壇し、コロナ禍での採用活動元年となった2020年に収集した学生・人事の声を基に、今後の採用活動で担当者の皆さまが必ず押さえておくべきポイントについて、徹底議論いたしました!

 

第1部:オンライン化による「思わぬ落とし穴」

 


スピーカー:白岩 大
株式会社揚羽
プロデューサー/リクルーティング事業部マネージャー

 

まず、「オンライン化の落とし穴」の1つとして、「社員同士などで話されている”愚痴”が学生にも伝わっているかもしれない」ということをお伝えしました。これは一体どういうことなのかというと、最近多くの採用担当者の方々が
「社員が面談で何を話してるか把握していない。なんならネガティブな話をしているウワサも・・・」
「面談内容がリクルーターや面接官任せになってしまっている。」
「初期接点で先輩社員にゴリゴリ動機形成してほしい。」
などで悩まれているとのこと。また、その他にもコロナ禍で費用対効果の高い採用活動が求められてるとのことでした。

 

 

一方、学生側の悩みとして、今まで対面での面談等で伝わっていた社風や環境という点をオンライン上で伝えることが難しくなっているとのことです。その結果、決め手が感覚化してしまい選考辞退率が急増しているそうです。

 

 

採用活動において母集団・選考辞退者・内定辞退者が軒並み増加している場合、歩留まりを上げていかないと採用にかかる工数が増加する一方とのことでした。そうならないための22卒・23卒の採用活動のポイントは、「1接点あたりの価値を高めること」です。オンラインでもオフラインでも、費用を抑えながら「感じる情報」を刺す動機形成が重要になってくるとのことでした。

 

 

これまで、「感じる情報」はオフラインで行われていた座談会、面談、インターンシップ、現場見学などで担保されていました。オンライン化によってその部分がなくなってしまったことで、今後は社員のグリップ力強化が重要になります。

 

 

社員のグリップ力を強化していくためには、社員一人ひとりが、採用に貢献できる力があるかどうかの「採用エンゲージメント」を測り、社員の意識統一やトーク力向上を目指していくのが重要とのことでした。

 

 

採用エンゲージメントを測るといってもどのように測るのかについて、セミナーでは測り方のポイントとして3つの指標を提示しご説明いたしました。1つ目は、自社のブランド。自社のどの部分にどれだけ魅力を感じているのか、ということを明らかにしていくことが重要になります。2つ目は、環境。採用に協力しやすい環境がどれくらいあるのか、という点です。3つ目は、スキル。実際、リクルーターはどれだけ学生のことを口説けているのかという指標です。これらの指標を意識して改善策を生み出していくと、採用の伸びにつながるということでした。

 

 

第2部:学生の声をもとに採用活動を効率化

 


スピーカー:寺口浩大氏
株式会社ワンキャリア
PR Director

 

続いては、株式会社ワンキャリアのPR Directorを務めていらっしゃる寺口浩大氏から、学生の声をもとに採用活動を効率化していく手法についてお話しいただきました。

 

株式会社ワンキャリアは国内最大級の新卒採用向け求人メディアです。学生からのクチコミ情報が約40万件と、「学生の声」を多く保有しています。就職情報サービスがコミュニティごとに広まっていった背景と、就職活動に向けてしっかりと準備をしたい学生のニーズに合わせたサービスを提供していったことで、上位校学生の約95%以上がワンキャリアに登録しているそうです。アンケートには書かれない学生の本音が投稿されたクチコミを保有しているので、学生の生の声を通して、企業の採用活動の問題点や改善点も発見することができるメディアとして活用されています。

 

まずは、コロナ禍のオンライン化における採用活動の企業側のデータを紹介していただきました。6割の企業が採用のオンライン化を始めているそうですが、いまだオンライン化に対応できていない企業もいらっしゃる状況です。

 

一方、学生側の視点では、選考ごとにオフライン・オンラインどちらが適しているかという判断が分かれるそうです。オンライン説明会に関しては89%の学生が「オンラインでも問題ない、オンラインがいい」という結果になりました。一方でインターン、OB訪問、座談会や最終面接などに関しては、約5割の学生がオンラインを選ぶ結果になったそうです。今後コロナウイルスが収束した場合、オフラインに戻る採用活動とオンラインのまま継続していく採用活動に分かれるとのことでした。また、オンライン化により学生がエントリーをしやすい状況になり、学生1人あたりのエントリー数が21卒は2.77件だったものが22卒では5.72件まで増加しています。

 

第3部:パネルディスカッション

 

パネルディスカッションでは、以下4つのトークテーマを用意しておりました。
①コロナ禍の採用で学生志望度が上がった例・下がった例
②1接点あたりの価値の最大化
③会えない時間にも志望度は高められる!?
④今すぐに実践できること

 

 

まず1つ目の「コロナ禍の採用で学生志望度が上がった例・下がった例」ということについてお話いただきました。寺口氏より、インターンシップで志望度が下がる例として以下3つが挙げられました。
①参加学生のレベル感や志望度の高さが合わない
②参加している現場社員の意欲が低い
③コンテンツに工夫がない

一方で学生の志望度が上がるインターンシップの例としては、
①参加学生のレベルや意欲が高い
②フィードバックの粒度が細かい
③コンテンツの質が高い

また、志望度が下がる説明会の特徴としては
①Webで仕入れられる情報しか話さない
②社員が少なく、組織風土を理解できない
③一方的なコミュニケーションが多い

志望度が上がる説明会の特徴は、
①プレゼンが分かりやすい
②質疑応答が十分にできる
③登壇者のプレゼンクオリティが高い
以上が各施策において志望度に影響する要因であったとのことでした。

 

白岩氏からは、志望度向上のためにはインターンシップが重要であるというお話をしました。志望順位が変わったきっかけの1位がインターンシップというデータがあり、オフライン開催時よりもオンライン開催時の方が満足度が高かった企業もあったそうです。このような結果になったポイントは大きく3つで
①成長実感が得られるかどうか
②社員との接点
③半日よりも1day以上の実施期間
だったとのことでした。

 

次に「1接点あたりの価値の最大化」と「会えない時間にも志望度は高められる!?」についてお話いただきました。白岩氏からは、個別に感じる情報を社員から伝えつつ、全体としてOne to One採用の実現をしていくことが重要であるというお話をしました。この採用手法は、オンラインとオフラインを使いこなしてターゲット学生のみを集客し、ターゲット学生のみを厚くフォローし高い歩留まりを実現することを目的としています。

 

 

寺口氏からは、非接点で志望度を上げていく重要性についてお話いただきました。これまでは接点をもったときにどれだけ志望度を上げられるか、だったのが、オンライン化によって接点と非接点でどうやって志望度を上げるかに変わったとのことで、学生の志望度が高い企業は、会っていない時間に志望度を上げる取り組みをされている割合が多いとのことでした。具体的な取り組みとしては、学生が知りたい情報を事前に記事や映像などでWeb上に出しているとのことでした。その中で重要なのは、「企業理念」や「人・社風」については文章では伝わりにくいので、映像や音声などのコンテンツに落としていくことです。どのフェーズで何を感じてもらうのか、候補者をデザインしていくことが非常に重要であるとのことです。

 

最後に「今日からできること」について。白岩氏からは、2点お話いただきました。
①社員の定量化。現状を把握して、社員がどれだけ語れているのかを定量化すること。
②今のインターンシップコンテンツが最適なのかどうかを考える。

 

寺口氏からは3点お話いただきました。
①繰り返している仕事を書き出してコンテンツに引き継ぐ
②データで学生の本音を知る
③アナログな仕事をやめる

 

以上、2月17日(水)開催オンラインセミナー~22卒は”選考辞退”が急増?オンライン化による「思わぬ落とし穴」 ~学生・人事の声から導く採用戦略~のセミナーレポートでした。

 

セミナーでご紹介した実際の事例や施策などを知りたい方は、ぜひ下記よりご相談ください。

 

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今後も弊社独自のネットワークやノウハウを活かしながら、人事の皆さまのお悩みを解消できるようなセミナーを随時開催していきますのでご期待ください。

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WRITER

営業部マーケティンググループ
マーケティングディレクター

島村雅郎

営業を約2年経験した後、Webディレクターに
ジョブチェンジして約一年ほどサイト制作に携わる。
現在は営業とWebディレクターの両経験を活かし、
自社のマーケティングを担当するグループに異動。
好きな食べ物は鶏肉とチョコレート。