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インナー&アウターブランディング

インナーブランディングのプロセスと理念の重要性

インナーブランディングのプロセス

インナーブランディングのプロセスは、下図のように「企業理念の確立と深化」と「浸透の計画立案」、「モニタリング」から成ります。「企業理念の確立と深化」により、コアコンピタンスを見出すとともに“経営理念―ありたい姿―戦略―従業員の行動”を論理的かつ具体的につなぎ合わせて明文化していき、次に「浸透の計画立案」により、浸透のためのコンセプトを決めて施策を展開していきます。その後実行された計画を「モニタリング」し、改善施策を投じていくというプロセスです。従って、インナーブランディングには、まずは「企業理念の確立と深化」が必要となります。
参考)『コーポレイトブランド戦略 (BEST SOLUTION) 』伊藤良二 著
インナーブランディングのプロセス

インナー課題の抽出方法

「インナーブランディングを推進するために専任(個人や組織)を設置しそれに取り組んできたが、うまくいっていない」というご相談を、よくいただきます。このようなケースでは、まだ「解決すべき課題が何か」を明確に設定されていないことが多いです。そのため、目的設定がない、もしくは施策を打つこと自体が目的となってしまい、ただ打ち上げ花火的に施策を展開してしまっているだけになり、高い効果を得られていないというのが実状です。従って、まずは「課題」を明確に設定し、合意を社内で得ることが何より肝要となります。私たちは課題抽出に際して、独自のフレームを活用しています。

理念の重要性

すでに述べた通り、インナーブランディングにおいてまず重要になるのが、「企業理念の確立と深化」です。これはつまり、企業理念を誰もがわかる明確な言葉で表現しようということです。まずは現存の企業理念の概念が十分なのかどうか、図①のフレームに「企業の中で明文化されていること・語られていること」を当てはめながら考えてみます。整理する中で、概念が存在しない部分が発見されたり、社内で語られている言葉が煩雑になっている部分が見つかったりしたら、図②の「理念等が存在していない」「理念等の定義が不十分」という課題になります。一方、図②のフレームに綺麗に収まり、それぞれの言葉の定義も具体的かつ全体の因果関係を論理的に説明できる場合は、「その浸透度合いは認知・理解・共感・行動・定着のいずれか」、という議論に移っていくことができるのです。
理念の重要性1
理念の重要性2

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WRITER

インナーブランディング研究室
室長

黒田天兵

ブランディングにおけるソリューション実績700社を超える (株)揚羽にて、コーポレートコミュニケーション事業の立ち上げから推進まで行っている責任者。携わったインナーブランディング実績はおよそ200社、財閥系大手企業から近年注目されている急成長ベンチャー企業まで幅広く担当し、理念浸透・意識改革などのプロジェクトに携わる。大学時代は哲学に没頭。ハイデガー、デカルト、カント、ニーチェを研究。