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インナー&アウターブランディング

日本一わかりやすいインナーブランディング解説

インナーブランディングとは?

言葉はどこかで聞いたことはあるけど、よく知らない、という方は多いと思います。インナーブランディングとは、今、多くの企業が実践し始めているブランディングの手法の一つです。では、なぜ実践している企業が多いのでしょうか。それは、以下のような効果が実現できるからです。
■企業理念を社内に浸透させる
■入社したての従業員の早期戦力化
■採用力・定着力アップ
■社内全体のイノベーション 等
上記の効果を一つ一つ詳しく説明したいところですが、ここではインナーブランディングとは一体何か?どんなプロセスで行えばいいのか?に絞ってご説明します。

インナーブランディングとは従業員への投資

インナーブランディングとは、端的に言えば、主に従業員をターゲットとした「投資」活動のことを指します。
具体的には、教育、表彰、評価、インセンティブ、オフィス・IT設備、福利厚生などなど。皆さんにも身近なこれらは、すべてインナーブランディングの投資といえます。一つずつの費用はあまりかかっていないように見えますが、総合すると莫大な費用がかかっているのです。
この投資の目的は一体何なのでしょうか?
答えは「企業の持つ質・量の価値をこれまで以上に顧客に発揮することで、儲けるため」です。これはどの組織においても同じです。
企業活動とは、
投資→企業の持つ質・量の価値をこれまで以上に顧客に発揮→儲け→投資
このフローの繰り返しで成長していきます。
何に投資をするかによってブランディングの種類が変わりますが、従業員向けの活動全般のことをインナーブランディングといいます。
以下の図は「インナー」「アウター」「採用」各ブランディングのプロセスと、それぞれの関係性を示したものです。

図のように、インナーブランディングのプロセスは、従業員のエンゲージメントを上げることによって、従業員の定着率増加、従業員の生産性向上という効果が現れ、結果的に企業の価値を顧客に発揮できるようになることを指します。

従業員に響かなければ無駄な投資になる

では、どうすればインナーブランディングはうまく行くのでしょうか?その秘訣は色々ありますが、一番の秘訣は『すべての活動の軸となる「コンセプト」をしっかりつくる』に尽きると思っています。
教育も、表彰も、評価も、インセンティブも、オフィスも、IT設備も、福利厚生も。
「何のためにやるのか?」
「自分らしいか?」
「何を目指しているのか?」
これらは企業理念とリンクするものですが、すべて一貫した軸の元に行われるものだと考えています。上記の問いに、各担当者が即座に回答できないようではすべてバラバラの活動になってしまうのです。

効果的なコンセプト(言葉)は相乗効果を生む

では、コンセプトとはどのように作るのでしょうか?
コンセプトにすべき項目は以下の7つです。
1.現状 外部・内部環境
2.なりたい姿
3.社会に提供する価値
4.顧客に約束する提供価値
5.戦略、戦術
6.理想的な行動
7.変わらない価値観、文化、強み
※上記7項目の関連記事
言葉(理念)の大切さについて、歴代のサッカー日本代表チームの比較を通じて考えてみた
この7つの項目に力強いコンセプトが存在する企業は、どの従業員向けの投資活動を見てみても軸がしっかりしているのでなかなかブレません。また、軸があることによってそれぞれの活動に一貫性もでてくるので相乗してさらに高い効果が生まれていることもよくあります。
例えば、サントリーには「やってみなはれ」という言葉がありますが、これくらい分かりやすくコンパクトで力強いと、従業員にも伝わりやすく刺さりやすい言葉だと言えます。
「従業員向けに色々やっているけど、やればやるほど従業員は疲弊するばかり」
「始めた当初は良かったんだけど、その後、目的を見失ってイマイチになった」
という風に思っていらっしゃる方がいれば、この7つの項目を一つ一つ見直してみてはいかがでしょうか。

インナーブランディングをより詳しく知りたい方は

今回お教えしたのはあくまでもコンセプト作りの一部となります。インナーブランディングに関しては、コンセプト作り以外にも様々な効果的施策があります。
弊社では、インナーブランディングを成功させるための施策セミナーやワークショップを行っておりますので、インナーブランディングをより詳しく知りたい方は、ぜひご参加ください。
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インナーブランディング研究室
室長

黒田天兵

ブランディングにおけるソリューション実績700社を超える (株)揚羽にて、コーポレートコミュニケーション事業の立ち上げから推進まで行っている責任者。携わったインナーブランディング実績はおよそ200社、財閥系大手企業から近年注目されている急成長ベンチャー企業まで幅広く担当し、理念浸透・意識改革などのプロジェクトに携わる。大学時代は哲学に没頭。ハイデガー、デカルト、カント、ニーチェを研究。