Facebook社×揚羽の初共催セミナー開催報告

2019年8月28日(水)、
Facebook社×揚羽による共催セミナーを開催いたしました。
当日はあいにくの雨にも関わらず、
大変多くのお客様にご来場いただき会場は満員御礼!
ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。

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こんにちは。
揚羽の広報、一瀬(ひとせ)です。
私にとっても人生初となるFacebook社への潜入!
ワクワク!ドキドキ!
厳重なるセキュリティを通過し、いざ社内へ!
すると、こんな素敵な壁が私たちを迎え入れてくれました。
セミナーの様子
「What’s on your mind ?」と書かれたこの壁。
その名も「THE FACEBOOK WALL」。
すでに、沢山の企業名や個人名が!
「自由に書いていいですよ」と言っていただいたので、
揚羽も、ばっちり爪痕を残してきました。
セミナーの様子
待合室には、
クレーンゲームが・・・!
セミナーの様子
お金を入れずとも自由に動くクレーンに、子どものように大興奮(笑)
Facebookユーザーなら馴染み深い「いいね!」ボタン等をモチーフにした、
可愛いキーホルダーが取れちゃいました。
セミナーの様子
ユーモラスでホスピタリティに溢れたオフィス。
入って数分で、すっかりFacebook社のファンになれるオフィスです。

社員数やオフィスが拡大するFacebook社。 その、インナー施策とは?

今回の講演テーマは「インナーブランディングの最先端情報」。
弊社のインナーブランディング研究室/室長の黒田と共に、
Facebookで新規事業を担当している豊田さまより、
Facebook社のインナーブランディングについてたっぷりとご講演いただきました。
セミナーの様子
豊田 哲太郎 氏
Facebookシンガポール アジア太平洋地域担当グロース・リード
2013年 Facebook社のアジア事業立ち上げメンバーとしてFacebookに入社。
FacebookやInstagramを通じた大企業のブランディングキャンペーンや
パフォーマンスマーケティングのコンサルティング、
Facebook オーディエンスネットワークの立ち上げ推進など様々なプロジェクトに従事。
その後新規事業・パートナーシップスの部署に異動し現職。
2004年、シリコンバレーに創業したFacebook社。
2019年7月時点で社員数は約3万9000人。
世界各国にいる約4万人の従業員の想いを繋ぐその施策とは、一体どんなものでしょうか。
本日は、セミナー内で語られたFacebookさんのインナー施策を
可能な限り、BraBo!読者にもお届けしていきます!

目指しているのは「人間味あふれる従業員体験」。 多種多様のコミュニティを通して、シームレスに繋がる施策。

インナーブランディングを語る上で欠かせないことの一つに、
コミュニケーションツールの存在があります。
豊田さんが入社した2013年以前
社内間のコミュニケーションツールは、意外にも「主にメール」だったそうです。
そこへ、Facebook上に「グループ」という限られた方同士でコミュニケーションが取れる機能が
追加されたことをきっかけに、同社での主なコミュニケーションツールは、メールから
「グループ」機能を使ったFacebook上でのコミュニケーションへと切り替わりました。
今では、この「グループ」機能を企業用に更に進化させた
企業間コミュニケーションツールサービス【Workplace】(ワークプレイス)
を使用し、世界各国にいる仲間たちとの
よりスピーディで円滑なコミュニケーションを実現しています。
ちなみにこの【Workplace】、
最初からエンタープライズ用に売り出そうという計画はしていなかったそう。
むしろ周囲から、
「Facebook社さんは、従業員数が日々増え続けているのに、
どうやってコミュニケーション取ってるの?何か秘密があるなら教えてほしい!」
という声が増えた為、3年前よりやっと製品化したのだそうですよ。
セミナーの様子
【Workplace】の特長の一つとして、複数のコミュニティをつくれる
といった機能があるのですが、まずは、これらを上手く活用しているようでした。
スピーカーの豊田さんご自身も所属しているという、アジア太平洋地域でパートナーシップスを担当している人々によるコミュニティ。
ここでは、分からないことや助けが必要な場合に、直接質問を投げかけることで、解決に繋がることも多いとか。
他にも「NOOB CLASS」という入社したばかりの方が登録出来るコミュニティもあり、
新入社員ならではの不安を払拭出来る場となっているようです。
一方、パン好きが集まるといったカジュアルなコミュニティも。
オンライン上で数千人くらい登録者がいる人気のコミュニティだそうですが、
大好きなパンについて話し合うFacebook社員の光景が目に浮かびます(笑)
さらに、社員向けに重要な伝達事項を伝えるグループなど、
幅広い目的のグループが【Workplace】 上には存在します。
また、【Workplace】を活用した良い点は、
疑問をすぐに質問でき、かつその回答まで出来る点。
クイックでインタラクティブなコミュニケーションが実現しているというわけですね。
様々な軸で繋がる社内コミュニティの存在。普段なかなかオフライン上では会えない、
世界中の従業員を自然と結びつける施策になっていました。

Facebookの4つのカルチャーを体現する、多種多様な施策

Facebookのカルチャーは、
大きく4つのキーワードで語ることが出来ます。

1)Build Social Values(社会的なサービスを創っていこう。)
2)MOVE FAST(早く動こう。)
3)Be Bold(大胆に。)
4)BE OPEN(情報はなるべく公開しよう。)

そんなカルチャーが垣間見えるエピソードを
いくつかピックアップします。
セミナーの様子
毎週金曜日夕方からは、
CEOザック氏らによるQ&Aタイム。
【Workplace】のライブ機能を使用した全社会議がほぼ毎週開催されています。
ここではザック氏を中心とした経営陣たちが当週の振り返りをしつつ、
従業員からの質問を受け付け回答するというとても貴重な時間だそうで、
他の国の方は参加出来ない方もいるそうなのですが、
ライブ動画機能を使っているため、いつでもどこでも、
この会議の様子を振り返ることが出来ます。
質問は、投票機能というものを使って、投票制にし、
上位に集まった質問にどんどん応えていくそうです。
全社会議や、小さい会議でも使えるライブ動画機能は、
Facebook社では欠かせない機能と言えますね!
育児休暇、最大4ヶ月。
 
Facebookでは、育児休暇が最大4ヶ月取得出来るそうです。
そして、ザック氏自らも、すでに取得済!
リーダー陣が率先して取得することで、
全社員が休暇を取りやすくなるようにしているそうです。
透明性の高さは、組織力の強さ。
自分の評価=「パフォーマンスレビュー」を部下にまで公開?
BE OPEN(情報はなるべく公開しよう。)というカルチャーにもある通り、
可能な限り情報を社員にオープンにしようとする同社の姿勢は、
群を抜いて素晴らしいと思いました。特にユニークだと感じたのは、
自らの「パフォーマンスレビュー」を部下にまで公開しているリーダー陣がいる、
という話。
任意とのことだそうですが、Facebook社ではよく聞く話だそう。
何故そうする方が多いかと伺うと、上司が部下に「パフォーマンスレビュー」を
公開することによって、会社・部署のどういう点が上手くいっていて、
何が上手くいっていないのか、ということを、部下までが知ることができ、
部下自らの仕事にもそのことが関係してくるから、と豊田さんは話してくれました。
ここまで情報公開に対する意識が高いとは驚きでした。
透明性が大事だと考えるFacebook社。
企業としての豊かさを感じました。
貰った感謝は、人事評価に。
感謝を伝えたい人に、直接サンクスを伝えるという「サンクスボット」。
コメントに「#Thanks」と付け、【Workplace】上で投稿すると、
ボットが投稿やコメントを読み込み、本人、上司に伝わるばかりでなく、
ポジティブなフィードバックとしてシステムに記録されていきます。
弊社にも「サンクスカード」というものがあって、毎週の朝会で司会者が代読する、
ということをしていますが、システムに自動で記録している点はとてもすごいなと思いました。
セミナーの様子
Facebookさんの従業員向けの施策、
ほんの一部をご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
今後も様々な企業のインナーブランディングの取り組みを紹介してまいります。
ぜひご愛好ください!
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