プロジェクトの背景

同社には「長年、省エネ・省CO2に取り組んできましたが、急激な脱炭素化の流れに合わせて『脱炭素時代も頼れるエネルギーのパートナーとして認識いただきたい』」という課題がありました。そこで、元々採用ブランディングの支援を行っていた弊社にお声がけいただき、コミュニケーション計画の設計と新聞広告、LPの制作を行いました。ご提案時には、企業ブランディングの視点からTGESのビジョンを押し出すデザインにご評価をいただきました。

プランニング

同社のWebサイトに脱炭素をテーマとした、LP制作をご提案。新聞広告を認知施策とし、LPは理解促進のための施策として定義しています。
プロジェクトの目的には、「同社のブランドメッセージである『誰もできない、に挑む。』を普遍的な企業姿勢として、脱炭素時代も頼れるエネルギーのパートナーとして各ステークホルダーに認識してもらうこと」を掲げました。
そして、新聞広告・LPで共通して届けたいメッセージを検討。綿密なヒアリングを行い「エネルギーに関する幅広いニーズに対応できる」「使い手の側に立った現場発信の知恵がある」「ノウハウに基づく高い技術力がある」という3つの魅力と、そこから導き出される企業の人格として「信頼感」「親近感」「挑戦心」などのキーワードを抽出。ターゲットには「脱炭素時代のエネルギーソリューションを考える団体・企業・学生」を据え、ターゲットのインサイトとして「課題解決のためにパートナー企業を探しているものの、ベストな企業が分からないと悩んでいる」ことを想定しました。

アウトプット

新聞広告については、「CO2」と「0(ゼロ)」を組み合わせたあしらいで、脱炭素のイメージを分かりやすく表現しています。社員の後ろ姿には、脱炭素に向けた決意や責任、それらを実現する技術を感じさせる意図があります。
LPについては、策定したキャッチコピーから着想を得て「知恵」「技術」「責任」の3つで段落を作成することで、新聞広告とのコンセプトの一貫性を高め、ユーザーの読み進めやすさを高めました。また「セールス色の強いLPにはしたくない」という同社からの意志を尊重し「よくあるお悩み」「利用者の声」などの購買を促す要素はあえて排除。より理解促進に重きを置いた書き味になるように整えました。デザインの点では、エコ感を醸し出せるよう、コーポレートカラーの赤・青ではなく、あえてグリーンを使用したり、未来へ繋げていくイメージを「0」を組み合わせたリボンのモチーフで表現するなどしています。また、テキストだけでは理解しづらい部分については、お客様と何度も議論を重ねイラストを作成しました。

アウトプット
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