“経営ソリューション”を軸に、経営顧問事業やスカウト・ヘッドハンティング事業など多種多様な事業を展開されているレイス株式会社。特に新卒採用においては、「BtoBで、企業経営の支援??なかなかイメージがつきにくい会社だな・・・」という印象を与えてしまい、それが学生やその親御様の「わからない」という一種の“不安”につながってしまっていることが課題でした。
そのため、各事業の丁寧な説明はもちろん、「なぜレイスグループは多種多様な事業展開を行っているのか?」にという疑問に答えること、そして各事業がどのように顧客の未来創造に貢献するビジネスであるかを明示することを意識し、プロジェクトを始動させました。
プロジェクトを進める上で大切なことは、“安心感”を持ってもらうこと。安定した事業基盤や成長率を表すグラフの掲載の他にも、デザイン全体を通して“十分な余白”を設け、冊子としての高級感を演出。プロローグでは社員の写真と熱い想いを伝える一方で、その“十分な余白”で、落ち着いていて知性が溢れるイメージの醸成も図りました。このプロジェクトはまさに、採用という枠組みを超えた、会社全体を包括するコーポレート・ブランドを見つめ直す取り組みに発展しました。
・会社への“安心感”や学生への“誠実さ”を表現するため、白を基調とした“十分な余白”を用いてデザインワークを行いました。
・最も読んで欲しい「プロジェクトストーリー」は“ブックインブック”という製本で、冊子に挟み込みを行い、パラパラめくっていても手が止まるように工夫しました。
・社員紹介では、社員の多様性が一目でわかるように、すべて色の違うバックペーパーを用意しスタジオで撮影。社員一人ひとりのバックグラウンドを表すアイテムとともに、個性的な写真を掲載しました。


