ディスクロージャー誌三井住友海上火災保険株式会社

従来のディスクロージャー誌にはない大胆なビジュアルで
気候変動対策やDX化に挑む想いを表現

創業以来、日本を代表する損害保険会社としての地位を築き上げてきた三井住友海上火災保険様。ディスクロージャー誌(損保会社が毎年発行を義務付けられている経営内容を開示した冊子)の作成にあたり、「気候変動対策」と「DX推進」を2大テーマとして押し出していきたいという想いがありました。

OUTLINE

クライアント
三井住友海上火災保険株式会社
担当工程
企画構成 / 制作進行 / ディレクション / デザイン
URL

プロジェクトの背景

ディスクロージャー誌は、必要な情報を読みやすく詰め込むのが一般的。誤解を恐れずに言えば、ビジュアル表現はあまり求められていません。ですが同社の場合、2大テーマを強く広報するために、あえてビジュアルに力を入れたいとの強い要望がありました。そこで、同社の採用マガジン「タフブック」の制作に長年携わり、ビジュアルづくりに高い評価をいただいていた揚羽に白羽の矢が立ちました。

プランニング

本ディスクロージャー誌は、社長メッセージ・特集(気候変動対策・DX化への取り組みについて)・同グループ概要・同社の経営・商品サービス体制・サステナビリティ活動・業績データ・同社概要という全体構成になっています。そのなかで揚羽にご用命いただいたのが、冊子の冒頭にあたる社長メッセージ・特集ページの制作でした。冊子全体で一貫したコンセプトを醸成するために、揚羽の担当箇所以外のページを制作している企業様との連携を密に行いました。

ビジュアルで伝えることを大きな狙いとしていたため、限られたスペースのなかで、ページあたりの原稿量をいかに減らすかが課題となりました。揚羽は構成を担当し、同社が原稿作成を担当。当初いただいた原稿は、伝えたい情報や想いの多さから、かなりの量になっていました。そこで、必要な情報を抽出し原稿をスリムにしたり、ページあたりの原稿量を抑えるためにページ数を増やすリクエストをしたりと、何度も打ち合わせと調整を重ねました。その結果、当初の原稿量の半分まで削減。大胆なビジュアル表現を実現しました。

こうした細かな連携の結果、各所との認識のズレや制作中のミスを最小限に抑えることに成功。2カ月という短い制作期間の中でもこだわりとスピード感をもって制作し、納品することができました。今回の制作を通して、同社のビジョンをステークホルダーに強く広めることができたと考えています。

アウトプット

大きな2つのテーマがあることを直感的に理解してもらうために、気候変動対策ページは白、DX化ページは黒のベースカラーを使用しました。後者はベースカラーが濃いため、裏写りがしないように細かな調整を行っています。また、写真の選定にもこだわりました。特に気候変動対策ページの写真については、現状に寄り添い過ぎるとマイナスな印象を与えかねない一方で、かけ離れた理想のイメージを載せると現実との乖離が生じると考えました。そのため両者のバランスを意識しつつ、読者にとって違和感がないものを厳選しています。

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