横江 篤 様

本制作における課題は?

リーマンショック後に入社した若手社員が、成功体験が少なかったこともあり、景気回復した今も大きなビジネスが出来ていないという課題がありました。以前であれば、「営業でトップを取りたい」とか「支店で一番になってやろう」という意識を持つ営業が多かったのに、「平均であれば良い。」という意識が若手に蔓延していました。その若手に対して、「社会の変化、景気の回復に伴い、小さな仕事から大きな仕事へと発想を転換してほしい」というプロジェクトの一環で、映像を使うことを考えました。

映像でやりたかったこと

優秀な営業マンのやり方を分析して、より分かりやすく細かくその要素を伝えること。それには映像が最適。ノウハウだけではなく、考え方、モチベーションなどなるべく多くの要素を伝えたいと考えました。ひとつは、優秀な営業マンがやっていて、自分にできていないことに気付いてもらうこと。ひとつは、「社内にこんな人がいるんだ。自分も頑張らなきゃ」と思ってもらうこと。

映像化したメリット

(1) トップ営業マン本人が、自ら「自分はこんなに出来てるよ」というのはなかなか難しいので、その点を営業企画部で分析して、映像にまとめて伝えることが出来た。
(2) 映像にしたことによって、研修に出た人だけでなく、(イントラネットで)周囲の人も見れるようになった。
(3) 研修で大画面で見た後に、振り返って再度見ることができるようになった。
(4) 今まで先輩の講話をしていて、それはそれでとても満足度が高かったが、映像にすることで、同じ時間でも、いろいろなシーンを見せることが可能になった。

見た社員の感想

やはり「感動した」というのが多い。社長や、役員からも「こんな若手がいるのは、感動した。」という言葉をいただけました。若手社員からは「いろんなことに気付かされた。忘れていたことを思い出した。もっと頑張らなければいけない」というのが総じて多いコメントでした。
この映像は、社員全員が見られるようになっているので、ホールセールや海外部門の社員からも「感動した。」と言う声が多く聞こえてきました。また、映像に出ている社員と同じ支店で働く営業マンからも「同じ支店にいながら、いつもすごいな。と思っていましたが、実際にこと細かくどうやっているかは聞いたことが無かったので、あらためて新鮮でしたし、勉強になりました。」という感想もありました。

揚羽の仕事ぶりについて

コミュニケーションがしっかり取れ、こちらの要望をしっかり伝えることもできますし、それに反応してくれる。我々は映像については素人ですから、それに対して、きちんと意見も言ってくれる。非常にやりやすかった。また、業務への理解もあり、インタビューが非常に上手く、社内でも「なぜあのような素晴らしいコメントを引き出せるのか」ということが話題になったほどです。