プロジェクトの背景

2015年に税理士法人として事業をスタートした同所は、2017年に社労士部門を新設。税務と労務、その両分野を一手に引き受けることで、お客様に高い価値を提供されてきました。

しかし近年は、両分野を連携させたお手伝いの機会が減少。設立時から提供してきた強みが発揮できていないという悩みを抱えていらっしゃいました。その原因として考えられていたのが、部門の壁です。創立当初人数が少ないころは、別分野の所員にも気軽に声をかける雰囲気があったものの、近年は所員の増加に伴い、心理的ハードルの他、所内での部門同士の物理的な距離も離れたことで、所員のコミュニケーションが希薄になっていました。さらに、2つ目の拠点立ち上げも計画していた同社ではさらなる分断の懸念も強まっていました。
そこで問題解決の施策として所内のコミュニケーション強化を検討。理念策定をはじめとしたインナーコミュニケーションにおけるノウハウや伴走力を評価いただき、弊社にお声がけいただきました。

プロジェクトの背景

プランニング

これまで、経営理念の言葉を策定したことがなかった同所。そのため弊社からは、コミュニケーション強化の施策として、ビジョン・ミッション・バリューを整理した理念の策定をご提案しました。ゴールは、共通の価値観や目標を言語化し、コミュニケーションの核とすることで、物理的な距離を超えた価値提供に関する意思の統一を図ることです。

理念策定は、新拠点の開業に合わせ3カ月で行う必要がありました。限られた時間の中で経営層・所員の高い納得感を得るため、経営層へのインタビュー、そして、有志の所員を集めたワークショップを複数回開催し言葉づくりを行いました。理念を自分ごと化していただくことで、本質的な課題解決にアプローチしています。
インタビュー・ワークショップ後は、拾い集めた言葉を構造的にまとめ、ブランドストラクチャーを作成。ブランドの核となる、同社が顧客や社会に与える提供価値であるコアバリューを導出しました。

プランニング

導き出された「顧客・会社・個⼈も、すべての「成⻑したい!」にとことん向き合い、「話しやすさ」と「新しさ」で業界を変えていく税理⼠法⼈。」というコアバリューから、ブランドスローガンとビジョン・ミッション・バリューを策定。
さらに、策定した言葉を所員全員に浸透させるべく、常に所員が目にできるようポスターの作成を提案しました。

アウトプット

あらゆるステークホルダーとのコミュニケーションフレーズとなるブランドスローガンは、創業⽀援という事業のフォーカス範囲と、話しやすさ・新しさという事務所の強みで「いちばん近く」にいる存在になるという想いを込めた、「はじめる勇気の、いちばん近くに。」に。
ビジョンは、会計事務所への相談のハードルを下げていくことで、事業をはじめようとする創業者をどんどん増やしていくという想いを込めた、「Start Up Everywhere」に決定。
ミッションの「話しやすさで、変えていく。新しさで、超えていく。」には、これまでの⼠業としてのサービスの質を「話しやすさ」で変えていく、という想いとともに、ITの導⼊による「新しさ」という点で、提供する価値を超えていく、という想いを表現。
バリューは、6つの採用基準を改変し「成⻑のための7UP」が策定されました。
ポスターは、こだわりのあるオフィスエントランスに掲示することを考え、抽象画風のかしこまりすぎないテイストを採用しています。

アウトプット