入社当時の想いを呼び起こし、
全社員の目線を揃えたモチベート映像
株式会社農業総合研究所は、全国で集荷した農産物を都市部のスーパーマーケット内に設置したインショップにお届け・販売する「農家の直売所」で、多くの生産者と生活者を繋ぐ新しいプラットフォームを構築する企業です。
同社では、若手のモチベーション低下が課題となっていました。その背景として、日々の業務に忙殺され「農業を変えたい」という大義(入社時の想いや目的)を見失ってしまうことや、事業所単位のセクショナリズムによるコミュニケーションの希薄化や孤独感などが主な要因として挙げられました。本企画では、社員が原点に立ち返る(振り返る)きっかけになるような、または事業所や部署を超えた社員間の繋がりを意識できるような映像を提案しました。
映像構成のベースは、入社後一番感謝している社員さんは誰か?という質問をもとに、その相手へ直接感謝を伝える演出に。映像を観た社員一人ひとりに「普段口には出さないが潜在的に持っている仕事に対する想い」に気づかせ、目線を揃えることを狙いました。
また演出過多となることを避けるため、リアルさと演出のバランスを取ることに尽力。出演者には意図を説明しつつも、事前に用意した言葉ではなく、その場の自身の言葉で感謝の想いを語っていただき「自然な言葉と表情で話していただく」ということを意識しました。出演者のお相手である生産者や関係者の方には、撮影前から話しやすい雰囲気をつくり、予定調和にならない場づくりをを意識しました。
さらに、全ての社員が自分事化できるよう、映像に映らない社員の感謝と情熱のこもった言葉も集めエンディングで流す演出を加えることで、訴求力を強めました。
プロジェクトのポイント
・「普段口には出さないが潜在的に持っている仕事に対する想い」に気づかせる言葉を引き出し、映像を見た社員に入社当時の想いを呼び起こしてもらう演出。
・感謝を伝えるシーンでは「自然な言葉と表情で話していただく」ことを意識することで、リアルさと演出のバランスを取った。
・映像に登場した社員だけでなく、全ての社員が持っている感謝と情熱のこもった言葉を集めてエンディングで流すことで、自分事化できるような訴求をした。
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