シゲン・カガククエスト一般社団法人資源・素材学会

SDGs×ゲーミフィケーションで、 若年層が楽しみながら学べるWEBメディアを制作

将来的に日本のものづくりやイノベーションの基盤が危うくなると影響が危惧され、昨今の課題となっている若い世代の、資源・素材業界をはじめとした理系離れ。国内の大学や業界の主要企業によって構成された一般社団法人資源・素材学会においても同様の危機感を持ち、改善策を検討されていました。
資源・素材学会様は、資源・素材に関する調査・研究、情報収集、教育や人材育成などを通じて、資源・素材に関する科学技術の進歩及び向上を図り、産業だけでなく学術文化の発展に寄与することを目的としています。同学会では、理系離れの改善策として、未来ある小中高生に興味を持ってもらうためのサイトを作り、魅力を伝えるという企画が検討されていました。しかし、資源や素材が題材のサイトはどうしても学習サイトになってしまいかねないという懸念もありました。

そこで弊社は、小中高生向けのWebサイト制作を行うに当たって、あらゆる産業・ものづくりの起点は「資源・素材」にあるということに着目。『資源や素材の循環は、産業全体、社会全体にとって大きなインパクトがあり、循環の視点でものづくりを支える人を増やすことが、これからの日本・世界における持続可能な社会の実現につながる』と考え、サイトの意義や他化学系メディアとの差別化を強めつつ、方向性を決めていきました。

理系に興味の薄い小中高生にも訴求するための仕掛けとして取り入れたのが、「ゲーミフィケーション」と「ストーリー」。「難易度」という設定と「ターゲットの属性(小学生/中学生/高校生)」を組み合わせることで、ゲームの世界観をフィットさせました。用意したのは、主人公(ユーザー)がとある星の未来を助けるというストーリー。クエスト(クイズ)をクリアするごとに星の浄化レベルが上がり、キービジュアルの未来の星が綺麗になっていくという視覚的な報酬を用意することで進捗を可視化、ゲームを進めることへのモチベーションとしています。
さらに、ブラウザが同じである限り永続的にデータが有効となるLocal Storage(ローカルストレージ) という技術を利用することで『保存』というゲームらしい仕組みも搭載。ゲームをクリアするまで継続的にクエストにチャレンジできる仕掛けも用意することで、小中高生に何度もサイトにアクセスしてもらえるよう設計しています。

OUTLINE

クライアント
一般社団法人資源・素材学会
担当工程
企画構成 / 制作進行 / ディレクション / 情報設計 / デザイン / コーディング / イラスト制作 / ライティング
URL
https://www.mmij.or.jp/special/

プロジェクトのポイント

・小中高という幅広いターゲットに向け、ゲーミフィケーションを採用しサイトを構築。難易度を設定することで、ユーザーの年齢・知識レベルに合ったクイズを選択できるようにするとともに、難しいクイズにもチャレンジしたくなる要素としても機能させた。

・クエストをクリアするとキービジュアルが変化するというゲームらしさを実現。ワクワクするようなデザインやアニメーション要素を細かい部分にまで配置することで、飽きさせない工夫をした。

・local Storage(ローカルストレージ) という技術を利用し、永続的にデータを有効にさせることで「クリアしたクエスト」「ユーザーのレベル」を保存できるようにした。

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