人を想う企業による人財成長支援プログラム浸透ツール
「ひとのときを、想う。JT」で知られる日本たばこ産業株式会社は、たばこ事業を世界展開しながら、医薬品、食品・飲料なども製造・販売する企業。
近年、事業・組織の両面で環境変化が激しい時代において、変化に対して企業として能動的に働きかけるために人財成長支援体系を構築・整備することとなりました。これまでは、個が組織に合わせることを求めていましたが、これからは「個の自立・自律をより一層求めつつ、多様化およびTry&Challenge風土醸成を推進する」ことを理想像とし、「LIGHT UP」という成長支援プログラムを構築・発信していくこととなりました。
全社員が関わる当施策を効果的に浸透させていくために、ワークショップ・新人研修映像の制作をご依頼いただきました。
まずはコミュニケーション戦略として、誰に対して、何を、どのように発信するのかを企画検討。ターゲットである「従業員」を、成長ステージごとに、ペルソナを詳細設計しました。年齢、性別、役職、ライフステージ、入社動機、就労感に至るまで詳細に作り込み、プロジェクトメンバー内でのターゲット像を統一しました。さらに、そのペルソナが抱えている課題を抽出するため、設定したペルソナごとに「AS IS - TO BE(今の状態と理想の状態)」をブレスト。その課題にフォーカスできるように実施施策を整理し、その優先順位を決めていくというプロセスを設計しました。
ワークショップでは、1ヶ月間数回にわたるディスカッション、ブレストの内容をドキュメントに落とし込み、これから施策を運用していく上の指針となる資料を作成。迷ったら振り返られるような、論理的ストーリーをドキュメントに落とし込みました。また、新人研修映像ではワクワクするような音楽と疾走感のあるエフェクトを使用し、後半になると次第に明るくなるような構成にすることで、LIGHT UPプログラム自体がターゲットにポジティブに捉えてもらえるようにしました。
OUTLINE
プロジェクトのポイント
・一般的な「従業員」という分け方ではなく、ペルソナを設定することでターゲットを統一認識でき、成長プログラムの設定や課題解決の議論をしやすくした。
・成長プログラム作成のため、「AS IS - TO BE(今の状態と理想の状態)」をワークショップでブレスト。問題点を抽出し、論理的ストーリーをドキュメントにすることで施策を運用しやすくした。
・新人研修映像では、映像で流れるキーワード一つ一つに連動するエフェクトをつけることで、これからのワクワク感を醸成した。
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