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インナーブランディング
2019年5月8日
ゼロからはじめる"組織活性化"~自発的な取り組みが新たな風土を創り出す~【後編】

目次
ゼロからはじめる❛組織活性化❜【後編】
リコー様への取材記事、後編は『サイエンスキャラバン』の皆さまにお話しをお伺いします!
実際にLCAの中で活躍されているチームの皆さまから、LCAの魅力ややりがいについてインタビューしました。
⇒前編はこちら
『サイエンスキャラバン』ってなんですか?
はたの
サイエンスキャラバンチームの皆さま、よろしくお願いします!
吉村
よろしくお願いします!メンバーが多いので、僕がファシリテーションさせていただきます。
はたの
早速ですが、サイエンスキャラバンの活動内容を教えていただけますでしょうか?
吉村
簡単に言うと「子どもの科学教室」ですね!昔、学校のイベントで参加したことはありませんか?
はたの
参加してました!いろんな実験をしたりして楽しかった記憶があります。
吉村
この活動の目的は、子供たちに科学を好きになってもらう機会を提供するためで、リコーグループの製品や技術を応用した科学実験をして楽しんでもらいます。
はたの
そもそもの発端は何だったのですか?
吉村
実は、始めたのは結構前で、2006年に発足されたみたいですね。前田さんと木村さんが立ち上げメンバーです。
前田
社会貢献活動の一環として始めたこのプロジェクトですが、当時は人員も少なく、なんとか駆け回って活動していました。そんな中でLCAができたので、折角ならコラボしてより大きな活動にできればと思ったんです。それで、醒井・辻・藤原・吉村の4名が参加してくれました。
はたの
かなり増えましたね!皆さんは何で参加しようと思ったんですか?
吉村
僕は、LCAのことを聞いたときに「改善されないことを嘆くくらいだったら、自分でやってみよう」と思ったのがキッカケでしたね。醒井さんや藤原さんはどうでしたか?
醒井
私は、自分がやっているエンジニアという仕事に少しでも興味をもってもらって、子どもたちに科学を好きになってもらいたかったからですね。
藤原
僕の場合は、子どもが相手ではありますが、人に何かを教えることで自分の学びにもなると思って参加しようと思いました。
はたの
皆さん、素敵なキッカケで参加されてるんですね!

LCAとして活動するようになって変化したことはありますか?
はたの
LCAとコラボしてからは何か変化があったんですか?
吉村
まずはプログラムの見直しから始めました。技術は進歩しているのに、10年前のプリンターを題材にした内容だったので、少し時代錯誤な感じだったんですよね。
はたの
今はどんな内容にされてるんですか?
吉村
色の三原色を利用した実験をしています。イエロー・マゼンタ・シアンの色をした半透明のシートを使って、色の変化を体験してもらってます。ちょっとやってみますか?

はたの
わ…これ面白いですね!
吉村
そうなんですよ!大人がやっても面白くなるように工夫してます。他にも、子どもたちに「自ら考える時間」を多くできるように説明は短くするとか、移動や準備の手間を軽減するために準備物は軽くするとか、結構改善できました。木村さんがアンケートを集計してくれたんですが、評判よかったですよね?
木村
そうなんですよ。「面白かった」が98%もあったり、「また実験してみたい」が92%もあったりして、昔よりも改善されています。
はたの
それはすごいですね!
吉村
これからも新しい仕掛けを作って、より地域に貢献していきたいと思ってます。今でも既に、海老名にある「RICOH Future House」ではイベント化していて、そこのコンテンツ作りを任されています。
普段の業務と違うやりがいは?
はたの
サイエンスキャラバンは地域・子どもたちに貢献できる素敵な活動だと思いますが、実際にやってみて普段の業務との違いはあったりましたか?
吉村
僕が思ったのは、「自分のやりたいことをやれる」という感動を味わえたことですかね。普段の業務ももちろんやりがいはありますが、それとは違った面白さを感じました。辻さんはどう思いましたか?
辻
普段私たちがやっている業務は、なかなか最終消費者の方の声やリアクションを見たり聞いたりできないんですが、サイエンスキャラバンでは、その場で子どもたちが無邪気に楽しんでいるリアクションを見れるので、とても新鮮な気持ちになりました。
はたの
クセになりそうなやりがいですね!
辻
そうなんです。自分のやったことが直接、会社や地域の貢献につながってるというのが面白いですし、モチベーションにつながりますね。
はたの
普段関われない社外の方との触れ合いの場になってるんですね。
吉村
たしかに社外もそうなんですが、実は社内でもその感覚はあります。藤原さんもそう思いませんか?
藤原
そうですね、僕たちのような若手メンバーでも、色んな年代の社員さんと仕事ができる面白さがありますね。
はたの
なるほど、社内でも交流が広がるキッカケとなってるんですね。
木村
この6名のメンバーで毎週MTGしてるんですが、実は普段の業務では交わることのない6人なんです。海老名は開発拠点で、大森は本社機能なので、普通に仕事をしてたら関わることがなかったんです。そんな風に、部署を越えた関わりができるのも、この活動の魅力だと思います。
吉村
あと僕自身の話をすると、参加当時は2年目という立場でしたが、この活動ではリーダーとして推進する役割を担っています。このように普段の業務とは違うポジションを味わえるのも面白いと思います。
はたの
この経験は業務でも活きてきそうですね!
吉村
この活動は、科学教室に参加してくれた子供たちはもちろんのこと、活動に携わるリコー社員自身が「リコーのことを改めて好きになる」という効果もあると思うんですよね。自分で手を挙げればできる活動だし、その活動でポジティブになれるのでやっていて良かったと思います。

インタビューを終えて
今回、インタビューさせていただいて印象的だったのは、社員の皆さまが明るく楽しくお話しされていた姿でした。
こういった社内の風土改革に挑戦される企業は近年多くなっていますが、なかなかうまくいかないケースの方が多いように思います。
私の知見に限ったことではありますが、うまくいっている企業には2つの要因があると思います。
1つは、社員が自らの意志で参加して活動を楽しんでいること。
もう1つは、入社年次や職種・部署の枠組みを越えて盛り上げること。
簡単なようで難しいこの2つの要因があると、社内活動はうまくいくのではないかと今回のインタビューを通して思いました。
リコーさんの科学教室、皆さまもぜひ体験してみてください!
(実際の対象者は、小中学生のお子様たちです)
リコー・サイエンスキャラバンHP
リコー様をゲストに迎えた無料セミナーはこちらから
WRITER

インナーブランディング研究室
研究員
はたのたかし
大学の授業の一環で、インナーブランディングに出会い独学で勉強をし始めました。本格的に研究したいと思い、大学院進学を検討していた頃に揚羽と出会いました。揚羽で行われているインナーブランディングに可能性を感じ、揚羽でファーストキャリアを歩むことを決意し、2018年4月に新卒で揚羽に入社しました。7月からインナーブランディング研究室の研究員として配属され、今は新米研究員として、日々研究に勤しんでおります。
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