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インナーブランディング
2019年4月26日
ゼロからはじめる"組織活性化"~自発的な取り組みが新たな風土を創り出す~【前編】

目次
ゼロからはじめる❛組織活性化❜
インナーブランディング研究室の新米研究員であるはたのくんが、インナーブランディングを勉強するために各分野の第一人者の方へインタビューしていきます!
今回は「組織活性化」をテーマに、株式会社リコー様にお話を伺います。
リコー様は、組織活性化のために『LCA』という活動を始められ、今回はその活動を推進している『LCAサポーターズ』の皆さまと、実際にLCAの中で活躍されている『サイエンスキャラバン』の皆さまにインタビューしてきました。
※「LCA」とは「Lively Challenge Activity=イキイキチャレンジ活動」の略称です。
『LCA』ってなんですか?
はたの
本日はよろしくお願いいたします!
まず前半では、『LCAサポーターズ』の皆さまにお話しをお伺いしたいと思います。さっそくですが、『LCA』とはどんな活動なんでしょうか?
まず前半では、『LCAサポーターズ』の皆さまにお話しをお伺いしたいと思います。さっそくですが、『LCA』とはどんな活動なんでしょうか?
成田
簡単に言うと「社内にくすぶっている課題を拾い出して、それを解決するアイデアを実現するためのチーム活動」ですね!
はたの
どのような背景で発足したんですか?
成田
元々、「イキイキ働くための提案をしよう」という思いで発足した『働き方変革ワーキンググループ(以下、WG)』というのがありました。我々3人もWGの初期メンバーでした。そのWGで社員に対して意識調査をしたんです。その時、いろんな問題が見えてきまして…
はたの
例えば、どんな問題が?
成田
モチベーションが低い、組織が分裂しているなど…色々ありましたね。それで、その問題を解決するための提案を10パターンは提出しましたかね。ですが、人的工数や予算に限りがあったので、実現できたのは数個でした。
はたの
それでも実現までしたのはすごいです!
成田
実現できなかった中にもやりたい案はたくさんあって、「このままお蔵入りになってしまうのはもったいない!」と思い、それを実現するために同志を集めだしたのがLCA発足のキッカケだったんです。
はたの
そのようなキッカケだったのですね。ここまで聞いて思ったのは、「LCAが社員自らの意思で実践している」ということだと感じました!
成田
まさしくその通りですね!自分たちで考えたことを、自分たちの手で推し進めていくことができて、それが会社を変えるキッカケになったのではないかと思います。

活動の原動力となっているのはなんですか?
はたの
こういった活動って、個人的には「継続させる」というのがとても難しいと思っています。今まで続けられているのには、何かコツがあったりすんでしょうか?
青山
先ほど成田からもありましたが、「自分たちでやっている」というのは原動力になっていましたね。
あとこれはコツというか考え方の問題ですが、この活動を「継続させる」というのは目的ではなく、あくまでも「課題を解決させる」ということを大目的でやっています。究極は課題が無くなるまで継続させますよ!
あとこれはコツというか考え方の問題ですが、この活動を「継続させる」というのは目的ではなく、あくまでも「課題を解決させる」ということを大目的でやっています。究極は課題が無くなるまで継続させますよ!
はたの
そういった思いで続けられているのは本当に素晴らしいですね!でも、今でこそサポーターズは10名強のメンバーがいると聞きましたが、活動当初はどうでしたか?
青山
始めの時期は大変だったな~(笑)10人でやっていて、そもそも我々も通常業務がある中でなんとか進めていた活動でした。そんな小規模の活動でしたが、開発センターの所長も入ってくださって見守っていただけたのも、継続できた要因だと思います。
はたの
たしかに、ボトムアップな活動とはいえ、管理職の支援の有無で活動のしやすさが変わってきそうですね。
青山
そうなんです。やはり若手メンバー中心だと、どうしても想いだけで突っ走ってしまいがちですが、管理職がいることで若手の想いをいい具合に昇華してもらえるんです。

活動を通してどんな変化がありましたか?
はたの
これまで活動を続けてこられて、何か変化したことはありますか?
内田
一番変わったのは「失敗してもいい」と思えるようになったことですかね。それまで自分たちがやっていた通常業務では「失敗は恐れるもの」だったのですが、この活動ではその考えが変わりつつあります。
はたの
それって、ものすごい変化ですよね!
内田
そうですね、こうして本業以外のところに身を置いたことで気づくことができました。この活動でチャレンジした経験を、本業にも活かせると思っています。
はたの
こうした変化が全社にも波及していくと良いですね!
内田
我々の活動で少しずつ、会社の風土活性化につながればと思っています。例えば、部署を超えたコラボレーションは実現できたこともあるんです。
はたの
どんなことですか?
内田
LCAのイメージキャラクターの制作の話ですが、実はこのキャラクターは社内のデザイナーに依頼して作ってもらったんです。

左から「ばくてりん」「どじょっこ」「ふぁーむおじさん」
内田
通常だと、我々開発の社員がデザイナーと直接やり取りすることはないのですが、この時は直談判であるデザイナーに打診したところ、快く協力してもらえることになりました。その後、正式に組織的にも承諾をもらえて、部署横断の試みとなりました。
はたの
まさに、LCAの目的をご自分たちで体現されていらっしゃいますね!
内田
自社で作り上げたキャラクターということもあって、とても愛着があります。今ではこの子たちがLCAの顔となっていますよ!

LCAへの想いを教えてください!
はたの
色々お話しをお伺いして、LCAはとても素晴らしい活動だと思いました!最後に、皆さまのLCAへの想いをお聞かせください!
成田
あくまでも自主的な活動なので、自分の気持ち次第でやれる幅が変わってきます。いろんな葛藤はありましたが、少し手のかかりそうなことも自ら手を挙げてやっています。活動を通して、メンバーや周りの社員がいい表情になってくれるのが嬉しいですね。
青山
この活動が始まる前から沸々と思うことはありましたが、当時は何もできなかったんです。でも今は「こんなことやってみたらどうだろう」ということを実施できるところまできているので、とても面白い活動だと思ってます。
内田
この活動を通して思ったのは「主体性」の大切さです。大きな組織だと、どうしても主体的に動くことって少ないし、難しかったりします。ですがこの活動では主体的に自分の考えを行動に移せるので、みんなイキイキした表情をしてるんですよね。もっとたくさんの人にそのような機会を与えられるようにしたいと思っています。
はたの
ほんとに皆さん、イキイキした表情で素敵な活動なんだということが伝わってきました!
次回は、このLCAの中で実際に活動されている「サイエンスキャラバンチーム」の皆さんにお話しをお伺いします!
⇒後編はこちら
リコー様をゲストに迎えた無料セミナーはこちらから

WRITER

インナーブランディング研究室
研究員
はたのたかし
大学の授業の一環で、インナーブランディングに出会い独学で勉強をし始めました。本格的に研究したいと思い、大学院進学を検討していた頃に揚羽と出会いました。揚羽で行われているインナーブランディングに可能性を感じ、揚羽でファーストキャリアを歩むことを決意し、2018年4月に新卒で揚羽に入社しました。7月からインナーブランディング研究室の研究員として配属され、今は新米研究員として、日々研究に勤しんでおります。
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