面白法人カヤックの鎌倉本社に、社員全員で「カヤック会社見学&カヤック社長 質問会」を聞きに出かけた。 「サイコロ給やスマイル給」「面白法人」という名前で業界ではあまりにも有名 な会社。

先日カヤックの柳澤社長にお会いした時に、とても面白い方だったので、
「一回、社員を連れてっていいですか?柳澤さんの話をみんなに聞かせたいので」
とお願いしたら快諾いただいたのが縁だ。(臆せずに言ってみるものだ。)

先日まで審査員としてカンヌ広告祭に出席されていたという超多忙な間を縫っての講演。経営理念が「つくる人を増やす」だけあって、制作会社の我々のお願いにご協力いただけたのかもしれない。

今を時めく面白法人カヤックの社長と会えるとあって、普段は「その時間はちょっとアポがあるので、、、。」
などと言って、なかなか揃わない社員たちも、この日ばかりは全員出席。なんと現金な奴ら(笑)。
(その好奇心と前向きな姿勢は大好きです。)

会社見学を5分ほどさせていただいたあと、柳沢社長への揚羽社員からの質問会。

弊社は小さい会社なので、私と社員の目線がとても近い。
私が聞きたいことを、社員がどんどん聞いてくれる。

社員A「拡大する中で、どうやって理念や文化を保っているんですか?」

カヤック柳澤社長「理念・文化の言語化は当然として、文化を伝えるイベントが大事。例えば・・・。とか。
あとは、カヤックらしい伝説を作る。とか。
これとこれはどっちがカヤックらしいでしょうか?というカヤック検定なんかもあります。」といった具合。

幹部は、熱心にメモを取っている。(来週の幹部会できっと「あれやりましょうよ!」と言ってくるに違いない。よしよし。)

社員B「カヤックにタブーはありますか?」

カヤック柳澤社長「タブーの無い会社にしたいけど、なんでもかんでも面白ければいいというもんではないですからね。会社という一定のルールでやっている以上。個人的には、残虐なものはやりたくないし、ピースフルなものをやりたいというのはありますね・・・」
との言葉。素晴らしい!
(数年前に、揚羽の理念に反した、残虐なゲームの仕事を断ったことを思い出す。社員も揚羽の理念について、さらに理解を深めてくれたと思う。)

面白法人カヤックは、「サイコロ給」などの面白い人事制度にフォーカスが当たりがちだが、もう一方で、優雅な水鳥のように、水面下で必死に水をかいている。名実ともに備わった会社だという印象を受けた。

考え方も、価値観も、似ている部分が多かったので、これを機に、
取り入れられることはどんどん取り入れて行こうと思います。

まずは、「サイコロ給」からパクる!

いや、それはあまりにもパクりなので、やめておこう。
揚羽の伝説を作ったり、揚羽検定とか、始めてみようかなー。